やっぱり白屋の赤って感じ
寒くなって来ると献立の関係もあって、さすがのリースリング党でも赤を開ける頻度が上がってくる。
今夜はホルスト・ザウアー醸造所の2013年産シュペートブルグンダーSを。
畑はエッシェルンドルファー・フュルステンベルク。土壌は貝殻石灰とコイパー。
スクリューキャップ。軽く紫色がかったやや暗い色調のルージュ。
赤い花や木苺を思わせるフルーティーな香りに鉛筆の芯のニュアンス。樽の香りは控えめ。
口当たりは程好い肉付きの仄甘い果実味。酸は果実味の後ろに控えている感じで、タンニンはアッサリ軽め。
この地味なタンニンと相俟って、口の中が乾くような後味にミネラル味の片鱗が窺える。
翌々日。果実味が全体を包み込んで丸くまろやかな味わい。タンニンは初日よりも若干引っ掛かる。単調。
まぁ悪くはないけど、「あのザウアーが造っている赤」というレアアイテムの域をなかなか脱せない1本。85/100
(過去のヴィンテージ→2012年産、2011年産、2009年産)
2013 Escherndorfer Fuerstenberg Spaetburgunder S. trocken
Weingut Horst Sauer (Escherndorf/Franken)
A P Nr 4397-001-16,Alc 13.5%vol,15.50€