して何と勘違いしたのか | 0.0のブログ

0.0のブログ

ブログの説明を入力します。

もうやめようか。

「あの、麗華さん……?」
「そ、それは!!」
「へ?」
『次はパスタに挑戦してみようと思うんだけど』と、センスのまるでない会話で強引に話題を変えようとしたのだが、麗華さんがいきなり遮って来た。

テーブルに両手をついてしばらくの間挑むように睨みつけてきたかと思うと。
ふっと力を抜いて椅子に深く腰掛ける。

そして、スプーンを右手に取り、目線の高さまで持ち上げ、見つめながら横になにやらユラユラ揺らす。

そして、それをそのまま皿の上に置く。傘 専門店


「そ、それはね! 悠斗君……!」
「は、はい!」
え? 今の動作、何だったの?
「その……」
「そ、その?」


「悠斗君の! ……か、勘違い?」


「…………」
「…………」
「…………」
「勘違い……」
「は、はぁ」
勘違い……ということらしい。
どの部分をどのようにして何と勘違いしたのかはさっぱり分からないが、麗華さんが勘違いだというなら、俺に異論は特にない。

「そうだな。うん、俺の勘違いだった」

「そ、そんな訳はない!」
「へ?」
「今の会話では、どの部分をどのようにして何と勘違いしたのかがさっぱり分からない! 悠斗君は嘘を吐いている!」
「あ、い、いや……」
自分で言っておいて、何を言っているんだ、この天才少女は!?
とはいえ、美人に怒られたらとりあえず謝るチキンな俺だけど!

「ご、ごめん。麗華さん……」
「あ、謝らないで、悠斗君。自分でも混乱してるの、自分でも分かっている」
セリフにも若干の混乱を見せながら、落ち着け、とばかりに深呼吸をする麗華さん。

23回深呼吸して、また椅子に深く腰掛ける。

そして、もう一度深呼吸して、姿勢を正し俺の眼をまっすぐに見据え。折りたたみ傘

それから、気まずそうに僅かに視線を逸らす。

「お、おじい様に聞いたの……」
「おじい様? 剣首相に?」
「う、うん。日常会話の中で偶然に。おじい様凄く言いにくそうにしてたけど、とても気になったから強引に……ごめんなさい」
「へ、へぇ。そうだったのか……」
と言いながらも、俺の神経は耳ではなく、若干頬を染めながら気まずそうに目線を逸らす麗華さんの姿に釘づけだった。
どうなっているんだろうか、この生命体は? なんでこんなに可愛いんだろう?
とかアホなことを考えていると……。

「悠斗君。怒っている?」
「へ?」
予想外のセリフに、俺は返しができなかった。

「だ、だから……。
http://www.beardjp.com/