季節はおでんの季節真っ盛りって感じ
先日テレビでも全国のおでんの話題 を扱っていた
おでんといえば東京の下町。
昔は街々におでん種屋さんがあってさつまあげやちくわぶ、はんぺん、すじ、結び糸こんにゃく、結んだ昆布などなどが扱っていた。
僕住んでいた町にも3店舗くらいあったが
今は1店舗。
お気に入りの店はなくなり
同じ系列のお店がそこから二駅離れたところに今でもあって
茨城から年に何度が購入に行く
スーパーで売られている工場で作られたものはまるで別物なのだ。
しかし、
近年、原料となる魚の高騰で
小さなさつま揚げのボール1つが50円以上してしまう。
食べたいものをあれこれ買うと
あっという間に三千円を超えてしまうのだ
高級なすき焼きを自分の家で作るようなものだ。
おでんは庶民の味だが
今は工場で作られたものでないとなかなか食べられないものになったのかもしれない。
昨日、出張で同じ下町の区内の街へ行ったのだか
そこには区内でも5店舗しかない「かまぼこや」(さつま揚げなど扱う店を下町ではこう呼ぶ)があって
どんなものか買ってみたのだか
小さい三角のさつま揚げが凍っていたのだ・・・
「あっやっぱり高価だから売れないのだな・・・」っと
あとで食べてみたのだがやっぱり・・・だった。
とりあえず僕のお気に入りの店はこんなことないのだが
近年中にこの手の店は絶滅するだろう。
おでんは下町の文化であるのはダレもが認めるし
今では近隣諸国でもその形態は若干かわるが広まりつつあるのに
その本家本元元祖のおでんが消えようとしていることに
下町に住んでいる人は気づいているのだろうか。
遠くの白熊より近くおでん・・・さびしい。