こんにちは、chimakoroです。
今日の【コピーの“しかけ”】は
『ネットとは“舞台”である』です。
先日、ネットとリアルでは
文章を読む人、読む前の知識量、心構えが
全く違うというお話をしました。
今や『情報発信といえばまずネット』の時代。
あなたがネットに載せた文章が
『誰に』『どういう状況で』『どう読まれるのか』を
意識することは“大前提”!
『文章をネットに載せるとはどういうことか』
を、しっかりはっきりくっきり理解しておくことで
何を伝えるべきか、何を書くべきかがハッキリしてきます。
前置きはこのぐらいにして(笑)
本題に入りましょう。
ネットに文章を載せる時の心構え……
それは
『ネットとは“舞台”である』
『ネット上の文章は、全て“役”である』
『あなたは“役者”として“舞台”に立っている』
ということです。
わかりやすく言えば
『ネット』とは『インターネット』というドラマの世界で
そこに書き込む人はすべて『登場人物』、
読む人は全て『視聴者』なんです。
ドラマを思い浮かべてみてください。
いろんな役の人が、セリフを喋り、演技をしていますよね。
私達はそれを見て楽しんでいます。
でも、その『ドラマでの役』と『役者本人の人格』は別物ですよね?
サスペンスでいつも犯人役をやっている役者さんが
快楽殺人鬼なんてことはないし
アクション映画の俳優さんを
銃刀法違反で訴える人はいません(笑)
『相棒』のドラマを見ている時
私たちは『杉下右京』の物語を楽しんでいるのであって
『水谷豊』という役者さんの人柄を見ているわけじゃないですよね?
ネットに文章を書くことで
あなたの身にも同じことが起こります。
あなたがネット上に文章を書いた時
それは『杉下右京』としての姿です。
『水谷豊』ではありません。
読み手は『杉下右京』の世界を楽しんでいるのであり
『水谷豊』のことは考えていないんです。
これは
“どんな文章を書いていても”同じです。
日記でも、twitterでも、facebookでも、
実名でも、匿名でも同じ。
それがネット上に載せられた文章であるかぎり、
『杉下右京という役の台詞』なんです。
つまり
『ネット上では、何にでもなれる』。
そのかわり
『何をどこまで書こうとも
“あなたそのもの”ではない』
ということです。
ネットに文章を載せる際は
この“大前提”をしっかり意識する必要があります。
これは決して
嘘をつけとか、見栄を張れとか、そういう話ではありません。
そうではなくて
『ネットという舞台で、どんな存在として、何を伝える役をやりたいか』
これを考えよう、ということなんです。
そもそも、文章で人のすべてを語ることは不可能です。
(ライターだからこそ、そう感じます)
ましてや、書いた人間のことを知らない人に
すべてを伝えるなんて、無理なんです。
文章はそんなに万能じゃない。
だからこそ
『私は、何の役をやりたいか』
『その役として、何をどう伝えたいか』
これを意識し
『伝えるべきことを伝える』ことが大事なんですね。
ネットに文章を載せるときは
『私はどんな役として舞台にたつのか』
『その役として、何を伝えたいのか』
これを考えてみてくださいね!
【今日の“コピーのしかけ”】
ネットとは『人類総役者化装置』である