昨日私のエンターテイメントショウ「イメージングライブ」が終了しました。

リハ12.15
リハーサル終了くらいからそうだったのですが、私の気持ちは、もう終わってしまう寂しさを感じ始めていました。前日の夜、当日の朝(つまり昨日のブログを書いているあたり)、そして会場入りしてスタッフにあいさつをしているときくらいが一番幸せかな。
もちろん、大勢のお客様にカーテンコールを受け、鳴りやまぬ拍手に包まれているときほど、自分が幸せだと感じるときはありません。

極端に云えば、その瞬間、時を止めて欲しいくらいです。

私のイメージは常に先行しています。そろそろ本番だという頃には、間違いなくあと2時間足らずで自分のステージが終わってしまうということを感じてしまうのです。

昔からそうでした。
体育祭当日より、体育祭の練習をしている放課後が楽しかったり、文化祭の最中より、その準備をして遅くまでみんなで教室に残っている時間が何とも云えず好きでした。

そんな私の気持ちとリンクしたように、昨夜のライブエンディングは感動的でした。
カーテンコールを終え、照明が落ち、客出しのBGMが静かに流れ始めたのに、誰ひとりとして席を立とうとしなかったのです。
客席の電気もついたのに、拍手するわけでもなく、千人を超す人たちが、ステージを観ていました。まだショウは終わってはいけないとでも云っているかのように。

ステージの袖からアナウンスを入れるために様子を見ていたスタッフ達は、この異様さに気づき、大慌てです。

舞台監督の瞬時の判断。
「このまま、終了アナウンスは流せない。ショウを終わらせるためには、もう一度ジョイ出て!」

異例のカーテンコールをしました。
ステージに向かう私も、果たして再度の登場が受け入れてもらえるのか、不安でした。

ステージが明るくなり、私の姿を観た客席からその日一番の拍手が沸き起こりました。立ち上がってくださっている方たちも見えました。

12.15
感動で涙が出ました。


自分の居場所がまだステージにあることを、そのとき私は感じていました。


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