3月13日付の
「Archives of Disease in Childhood」オンライン版に
掲載されておりました。
イギリスでの研究結果っす。
Screen time is associated with adiposity and insulin resistance in children
「画面を見る時間は子どもの肥満とインスリン抵抗性に関連する」
9歳〜10歳の4495人の子どもについて
コレステロール値
空腹時血糖値
インスリン抵抗性
炎症マーカー
血圧
体脂肪
を測定しながら、
1日のうちどれくらいの時間
テレビ見たりパソコン、スマホなどを使ってるかを調べたら、
画面を見る時間が
1日1時間未満だった子と3時間以上だった子を比べると、
3時間以上だった子は
肥満度や皮下脂肪厚、脂肪量指数が高くって、
レプチン濃度やインスリン抵抗性も高かったんだと。
(レプチン…食欲コントロールやインスリン抵抗性に関連するホルモン)
インスリン抵抗性との関連は、
他の糖尿病リスク因子とは関係なくて、
長い時間画面を見てると
インスリン抵抗性が高くなる(=糖尿病になるリスクがあがる)
可能性があるんだって。
裏返すと
子どもの頃にその辺をコントロールしておくと
将来的に糖尿病になるリスクを下げられる可能性がある
ってことにもなる。
でもってもちろん
リスクはそれだけじゃないから、
「画面を見てる時間が長ければ糖尿病になる!」
ってことじゃないし、
その時間が長いなら
それ以外のところでリスクを減らせばいいってだけ。
もちろんまだまだ研究段階だけど
画面を見る時間って
そーいうとこにも影響する可能性があるのね。
生活の中に新しく出てきた習慣や機械やいろんなものが
どーいうとこに影響していくのかは
わかってないとこ多いから
安全って言われてるものがそうでなくなることも
危険って言われてるものがそうでなくなることも
これから先たくさん出てくるのかもね。