by ちろ さん
かんなさん初めまして。
子宮頸がんのことを調べていたらこちらのブログにたどり着きました。
過去ブログを読みまして、子宮頸がんに関して聞かれるのも面倒かと思いましたが気になることがあってコメントさせて頂きました。
私は現在26歳で、2歳5ヶ月の子供の母です。
最後にした子宮頸がん検診は息子が生まれてから1ヶ月検診の時、今から2年4ヵ月前で、異常なしでした。
それから、育児の忙しさを理由に子宮がん検診を受けていなかったのですが、先日不正出血があり受診し、一緒に子宮頸がん検診もしました。
結果はasc-usで至急追加検査をするようにとのこと。
ただ、息子を妊娠した時から性行為はしておりません。
それでもHPVの感染はあるのでしょうか?
asc-usと結果が出たあと、HPV検査をするというのは調べて分かったのですが、例えば過去に感染していたとしても産後の子宮頸がん検診で異常なしの場合、自然治癒しているということですよね?
HPV検査を受ければ分かることだとは思いますが、検査を受けるまでの不安と疑問がありコメントさせて頂きました。
手すき時間がありましたら教えていただけると嬉しいです。
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「ASC-US」というのは、
子宮頸がん検診の
ベセスダシステムという方式による結果の表記方法。
細胞の形が普通とはちょっと違ってるねー
炎症だけなのか
軽度異形成ってやつの手前?なのか
うーん、普通じゃないってことはわかるけど
明らかに異常かって言われるとそれもなーどうだろなー
くらいのレベル。
「めっちゃ白に近いグレー」。
HPVは自然治癒するので、
ASC-USって言われてHPV検査して陰性だったひとは
HPVだったけど治った
って思われがちなんだけども
(私もそんな書き方してたし)
そもそも
HPV感染してなくても(したことなくても)
ASC-USって言われることは
ふつーにあるのだ。
イメージこんな感じ。パーセンテージはかなり違うと思われ。
ASC-USであることと
HPV感染とは(過去になったことがある、も含めて)
イコールじゃないのよーん。
HPV以外の感染で起こることもあるし
えっ ちした後の炎症で起こることもあるし
可能性だけでいえばいろいろあるってーことさね。
だからそもそも今回のご質問の場合
今の段階では
「ASC-US」以外の何もわかっとらんので
HPVについての話は
HPVの検査して陽性だったら初めて考えれば良いのだ。
ついでにいえば
HPVは
潜伏感染(感染してるけど検査しても陰性)ってーのが
ある可能性もあったりするわけで。
こちら↓のYahoo!知恵袋のコメントに
詳しく書いてくださってる方がいるので是非。
さらには
HPVの検査も
子宮頸部細胞診(いわゆる子宮がん検診)も
検査して大丈夫だったら100%大丈夫
ではない
のでご注意を♪
子宮がん検診の感度は、文献にもよるけど
前がん病変で 70〜80%、
上皮内がん〜浸潤がんで 95%前後
これは
細胞診で異常があるって言われて精密検査したら
ホントにやばかった、っていうひとの割合。
異常があるって言われても
精密検査したらだいじょぶだった、ってひとが
結構な数いるってことっすな。
逆に
細胞診で異常がなくてホントに大丈夫だったひとの割合(特異度)は
前がん病変でも上皮内がん〜浸潤がんでも 95%くらい。
100%じゃないのよー。
異常なしでも5%くらいのひとは異常ありかもしれんのよー。
でも
HPVは
感度も特異度も95%くらい。
細胞診とHPVを単独でやると
どうしても見落とし見逃しや
過剰診断(重症に見積もりすぎ)が出るけど
両方合わせてやるとより正確精密な検査結果が出る
ってーことっす。
中等度〜高度異形成やら上皮内がんやらって
何年も検査受けてなかったらいきなり出ることあるけど、
1〜2年に1回受けてれば
突然出ることは滅多にないので、
見落としも過剰医療も心配なひとは
1〜2年に1回検査受けることをオススメしまーす♪
心配いっぱいだー♪
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お邪魔するわけでもないです多分w
その点よろしくです♪
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勝手にご紹介させていただきますので
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ではでは、
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
まったね~(o^-')b