2月12日、前日から降り出した大雪で参加が心配されましたが、会場いっぱいの49名の参加で「城野遺跡公園を実現する会」結成総会を開催しました!

 

「城野遺跡の現地保存をすすめる会」がすすめてきた運動の輪を広げようと、「すすめる会」の呼びかけで、北九州市内の、これまで開催した講演会に熱心にご参加いただいた方、昨年11月5日の“市民の集い「城野遺跡公園」の実現へ”でアンケートに連絡先を書いていただいた方、「すすめる会」の活動にご協力いただいている方などに案内し、ご参加いただきました。

 

「すすめる会」から経過報告、会則と役員を提案し、質疑応答後、無事「城野遺跡公園を実現する会」が結成されました。

 

その後の意見交流では、「専門家も市民もこれほど頑張っているのに、どうして北九州市(北橋市長)は動かないのか」「議員の反応はどうか」「広形銅矛は全国各地で発見されているが、国の重要文化財に指定されているのは重留遺跡の広形銅矛だけ。北九州市の弥生遺跡のすごさをもっと知って欲しい」「自治会など地域への働きかけをもっと強めることが大事」「遺跡周辺の高校、中学校、小学校を訪問したが、遺跡公園ができたら子どもたちをぜひ連れていきたいと話された」「城野遺跡公園の実現が市の発展に寄与することをもっと強調した方がいい」など今後の糧となる意見が多数出されました。

 

「城野遺跡公園を実現する会」の目的(会則第3条)は下記のとおりです。

 

「城野遺跡は弥生時代の国民的文化遺産であり、北九州市民のかけがえのない文化財である。城野遺跡の現状を保存し、その周辺の遺跡群とともに貴重な歴史を後世に語り継ぐために、北九州市で初めての「人々が集い、学び、歴史体験できる本格的な遺跡公園」を実現することを目的とし、北九州市の歴史と文化を大切にするまちづくりをすすめる。」

 

この目的にご賛同いただける方は、市内外を問わず、ぜひご入会いただきますようお願いします。活動資金として個人会員は年1000円、団体会員は年2000円の年会費をお願いします。お問い合わせは090-3079-6503(永田)あてお電話ください。

 

2月12日の結成総会では、40名を超えるほとんどの方に入会していただきました。「城野遺跡公園を実現する会」発足の日、ご参加いただいた方やメッセージを寄せていただいた先生方のおかげで、とても元気が出る結成総会となりました。

 

城野遺跡西エリアに、九州最大規模の方形周溝墓を生かし、北九州市で初めての「人々が集い、学び、歴史体験できる本格的な遺跡公園」を実現するために、これからは「城野遺跡公園を実現する会」として、引き続きがんばります。

今後ともよろしくお願いします。

 

※ブログのタイトルについては変更予定ですが、変更による検索順位の低下などが心配され、現在検討中です。

 
●結成総会で上映した「日本考古学協会からのビデオメッセージ」をご覧ください。2016年12月14日、北九州市との懇談を終えた日本考古学協会埋蔵文化財保護対策委員会幹事吉田広愛媛大学准教授からのビデオメッセージです。優しくわかりやすいお話です。ぜひご覧ください。ここをクリックすると見ることができます。(約4分)

https://www.youtube.com/watch?v=OrZTc90EPW8

 

 
●結成総会資料の表紙です。

 

 

●結成総会には、「海の道むなかた館館長 西谷正 九州大学名誉教授」「日本考古学協会副会長 近藤英夫 東海大学名誉教授」「九州考古学会元会長 武末純一 福岡大学教授」「日本考古学協会埋蔵文化財保護対策委員会幹事 吉田広 愛媛大学准教授」の4名の考古学の先生方から心強い励ましのメッセージが寄せられました。メッセージが読まれているところです。メッセージについては、次回ブログでご紹介します。

 
 
●読売新聞が取材に来られ、最初から最後までご参加いただき、記事を載せていただきました。ありがとうございます。これからも、メディアには、市民の貴重な文化財である城野遺跡と周辺の遺跡のこと、「実現する会」の取り組みなど、市内外に情報を提供して欲しいですね。