今回、ご依頼いただいたのは18ステラ。

ザラザラ、コトコトするとのこと。

確認してみると…

確かに。
お外で巻いてもまあまあ分かるレベルです。

前回の記事でも書かせていただいたように
「ウェーブワッシャー」
これが悪さしてるんじゃないか?
裁判オーバーホールです(笑)


分解に必要な工具は14ステラや他の機種となんら変わりません。
サクサクバラせます。

ローラークラッチは本当に小さくなりましたね。
気になる中身は…


意外とグリス少な目でした。

どこにもⅡと書いてませんがマイクロモジュールⅡギアです。
しかしメインギアが納まるボディのシェイプ具合い。メインシャフト&摺動関係の納まり…
なんなら干渉してるんじゃないか。という位ギリギリです。
ボディとフタの噛み合い、カッチリ感も前モデルとは雲泥の差です。

で、気になるウェーブワッシャーですが…


私的に見て悪い子でした!

これは単なる曲がったシムです。


確かに各ギアにはテンションが掛かって一見クリアランスが取れてる様に見えますが、ピンセットでつまんで揺さぶるとガタガタとはならないものの、実にスポンジーな感触。バネ感⁉

実際に巻き心地がザラザラ、コトコトしてる訳ですからウェーブワッシャーが効果的では無いことが明らかに。

基準値内、平均的、という目線で行けばウェーブワッシャーも『アリ』なんでしょうが

こっちは『最大値』が欲しい訳です(笑)
シマノのギアのポテンシャルを最大限に引き出したい。

で、従来型⁉の調整で組んでみました。


そこで問題になったのが中間ギアLとSの間に入るシム。
というよりここのパーツの強度アップのためか中間ギアSの軸の内径が大きくなっています。
これは困った。

内径が合うシムを持っていません…

今回は依頼者の了承を得て中間ギアだけはウェーブワッシャーのままで。

その他ウォームシャフト、ピニオンのシムはウェーブワッシャーをキャンセルしてステンレスシムで調整。 

そして何故か18ステラからメインギアに座金が入らなくなってます。
部品の精度の自信の表れでしょうか。

でも実際にガタがあったので0.03㎜シム1枚メインギアに入れて調整。


結果は…


見事ヌメヌメ。コトコトも解消しました。

惜しむらくは中間ギアのシム調整ですね。
ここの調整が上手くいけば巻き出しがもう少し軽くなるはずです。
ここはそのうちシム屋さんから取り寄せます。


最終調整でどうなるか、結果はまた今度報告したいと思います。


それではまた✋