Cruise JO
(クルーズ・ジョウ)

遂に試運転が開始されました!
大幅に遅れていた内装工事も、複数の班編成によるほぼ24時間体制の施工が進められ、なんとか間に合いました。

一部装飾はまだこれから…ですが、ひとまずは、皆様をお乗せできる状態になりました。







船内に入ると、天井の高い開放的なロビーが皆様をお迎えいたします。
実は、1F部分にはとても楽しい仕掛けや演出があるのですが、そちらは8月の就航前に行われるプレス発表までお見せすることができません。プレス発表は6月下旬頃を予定しています。







そして、特にこだわった船内劇場…。
もともとはダンスホールとして使われていた部分を大々的に改装して劇場仕様に。

本当は扇型の客席にしたく、設計士の青木孝照さんにも最後の最後まで無理難題を言い続けてしまいました。小さな半円形劇場ならどうかして作れる…という案もありましたが、理想キャパシティを可能とする半円形劇場は、元々の船の構造から変えないと無理…となり、最終的にこのようなボックス型になりました。しかし…これが実に素敵なのです。なんとしても拘りたかった傾斜の客席!2列目から段差を作る!これは実現できました。どの席から観ても舞台全体を見渡せます。

この劇場では7名の出演者と3名の音楽家の生演奏による本格的なミュージカルがほぼ毎日上演されます。

1度の航海で上演されるプログラムは全部で4演目あり、全て観ると物語が繋がり完結する構成になっています。ひとつのプログラムは50分程度と短めですが、内容はかなり濃いです。

7月~12月までは魔法使いの少年が色々な街の危機を救うファンタジックな物語を上演。プログラムは「春夏秋冬」…と、4つの季節にテーマが分かれています。

1月~6月までは実話をもとにした歴史物語を上演します。「1950年~2020年」の時代を4つに分けて展開します。

オーディションには素晴らしいアーティストの方々が世界中から集まってくださいました。選考にも大変な時間がかかっております。

今回の試運転が最終オーディション期間となり、過酷な船の上での演技や演奏が耐えられるかなどの適性を判断していきます。

今年の夏の就航以降は日本からカムチャッカ半島周辺を通り、ベーリング海峡を渡り北極海の絶景を楽しみつつ、ヨーロッパの幾つかの港に停泊するコースの運行が続きます。数年後には東京港からハワイ諸島・アメリカまでを行き来する経路の運行実施も検討しております。

船長を務めるミハエル・アイブラーさんは親日家のドイツ人で、私が19歳のとき、ニューヨークで出会いました。その頃から「いつかJoにクルーズ客船のプロデュースを手掛けてもらいたい」…と言っていただき、当時はドイツ人のジョークか社交辞令なのだろう…くらいに思っていました。しかし、何年経ってもそのオファーを私に出し続けてくださったのです。船の専門家でも何でもないのに、当時19歳の私は、自分が船で旅をするならこんな設備でこんな環境でこんなコースで巡りたい…という程度のことを話しただけでした。ミハエルさんはいつもこう言います…「私は直感を信じて生きてきた。それで多くの夢を実現してきた。」と。ミハエルさんが言うと説得力がとてもあるのですが、その直感に私を入れていただいて良いのだろうか…、いや、そもそも壮大なドッキリか何かなのだろうか…と思うこともありましたが、プロジェクトが進むにつれ、明らかにドッキリではない状況と、責任の重さを痛感しました。

私が度々ヨーロッパを訪れ、とあるプロジェクトに向けてこちらへ来ている…と何度か投稿していたのは、実はこのクルーズ客船のリサーチや打ち合わせのためでした。本当に実現するかどうか分からない壮大なプロジェクトだったので、何年もの間、皆様にお知らせできずにいたわけです。

5月のシアター・ジョウ閉館後はしばらくこの船の運営に携わることになりますが、もちろん、東京での創作活動も続けて参ります。

昨年は空の旅をテーマにした「Sky JO」を上演しました。
そちらは仮想世界での空の旅でしたが、この度の「Cruise JO」は現実世界での壮大な海の旅です。

ひとつの街がまるごと移動するかのような素敵な船になりました。
今回は船内劇場の話を中心にお届けしましたが、船内にはこのほかにも色々なアクティビティや設備が…。

世界中のグルメを楽しめるレストラン
ジャズの生演奏が楽しめるバーラウンジ
リラクゼーションスパ
マッサージ施設
VRアトラクション
陶芸や油絵などの体験施設
書籍・CD・DVDなどを貸し出すライブラリー
不朽の名作から最新映画までを上映する映画館
子どもも大人も楽しめるアスレチックゾーン
スポーツジム・カラオケルーム
停泊する港ごとに内容が変わるショップスペース


どれもこれも、思いを込めて準備をして参りました。
その全容、詳しくは…6月のプレス発表の際にまたご報告いたします。






さて、今日はエイプリルフール。
こんなのがあったらいいな…の
フィクションストーリー、お楽しみいただけましたでしょうか?

船のプロデュースなんぞ…これっぽっちもしておりませんし、建築家の青木孝照さんも、船長のミハエル・アイブラーさんも全て架空の人物。私の妄想です。笑。

写真は全て、フリー素材サイト「photoAC」から集めたものです。

しかし、自分が豪華客船に乗るならこんな旅がしてみたい…という思いは本物でございます。笑。

こちらのブログを以前からご覧いただいている方はエイプリルフールがすっかりお馴染みなので、騙された方はほとんどいらっしゃらないかとは思いますが、フィクションストーリーとしてお楽しみいただけたなら幸いです。そして、騙されてしまった心の綺麗な(?)あなた!!おめでとうございます!!笑。

今年も感想、お待ちしております。

万が一、4月1日以降に読んでびっくりしてしまった方が居ましたらごめんなさい!!




19歳のときにニューヨークに行っていた話はほんとです。数年前からヨーロッパへ行っているのもほんとですが、それはまた別の目的です。5月に「シアター・ジョウ」が閉館することもほんとです。嘘と真が入り混じっているので読みながら混乱してしまったかしら…??笑。

過去のエイプリルフールでも色々と壮大な物語を書いてきたので、今年はちょっと軽めのやつで…と思っていて、別な題材を考えていたのですが、先日、福島から北海道へ移動するフェリーに乗った際、この「Cruise JO」のインスピレーションが湧いてしまったのです。なので、今年もちょっと壮大なものになってしまいました。


さあ、本日4月1日が終わる前に、あなたも素敵な嘘を…。
くれぐれも、幸せな気持ちになれる嘘でね!!