第9弾!小動物たち!裏話あれこれ!

テーマ:
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ギリシャ悲劇
「王女メディアの物語」

ダンボールによる美術制作
メイキングレポ!

第9弾!!


今回は、舞台に華を添える動物達の制作レポ!


殺伐とした劇世界と対比するかのように表現される動物達の世界。

人間はこんなにもややこしく、そして時におぞましい…。しかし動物達はこの地球上で坦々と暮らしている。壮絶な劇中と対比により、劇世界をより際立たせる…。そんな思いから組み込まれた演出。この手法は「ハムレット」でも採用しました。私の定番となりつつあります。動物が違和感なく劇中に存在出来るのは人形劇ならでは!!人間が動物を演じる…という種類の演劇の面白さもありますが、動物の人形の説得力って確かなものがあると思います。


もちろん、原作には動物の登場の指定などはありません。



初演の際、東京文化会館さんより、古楽アンサンブルとのコラボレーションを…とのご依頼を受け、兼ねてから挑戦したかった「ダンボール人形劇を大人向け作品で」という思いと、そちらも兼ねてから挑戦したかった「メディア」の劇世界、その2つのイメージが一致して演目が決定。ダンボールで創るギリシャ彫刻の様な美術!の挑戦が始まりました。


この企画が持ち上がってすぐの頃、演出のために、様々なバロック音楽を聴き込みました。

中でも…
テレマン作曲による「協奏曲ホ短調TWV52:elよりII.アレグロ」には絶対なインパクトが!

この曲を聴いた瞬間、森の中を鹿が駆けていく様子が心に浮かびました。

音楽家さんは、この音楽から「森」とは想像だにしなかった…と。バロック音楽に先入観のない平さんだからこそ「森」になるんだ…と驚かれました。確かに鹿が駆けて蝶が舞う感じがしますね…と音楽家さんにもご納得いただけました。そこから壮大なる選曲作業が行われるわけですが、その話はまたの機会に…。



「王女メディアの物語」は、この森のシーンで始まり、森のシーンで終わる…。今作の構想のスタートはここからでした!


そんな鹿さん。
今作で最初に登場する人形でもあります。

デザイン画はいつもの如くざっくり…。





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鹿さん、つくりたて(産まれたて!)の様子!

子鹿のイメージでしたが、これだけツノが立派ですと3〜4歳??青年の鹿という感じでしょうか。

操るのがとても難しい人形になってしまいました!汗。

私の片方の手の…親指・人差し指・中指で子鹿の首(かしら)を、薬指と小指で子鹿の前足を。指がとんでもないカタチになります。

もう片方の手で、鹿のお尻と後ろ足を操ります。


音楽と同調する様に軽やかに舞台を駆け抜けます。鹿操演の際は指がおかしくなりそうな私です…汗。





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鹿の次に舞台に登場する蝶々さん。
蝶々は全部で4頭用意しました。

2頭が1幕冒頭と2幕ラストで登場。もう1頭は1幕のラストで登場。そしてもう1頭は出演予定でしたが、そんなにたくさん出る必要がないと判断し、心強い控えとして劇場には同席しています。 



1幕ラストに登場する蝶は何を思って操演するか…。稽古場ではかなりの議論になりました。音楽的イメージから蝶々が出ることはプランにあったのですが、冒頭部分と違って、そこに蝶々が出る必然性を感じませんでした。とは言え、1幕ラストで蝶々が出るべき…というイメージは強くありました。最初は4頭全部出る…という演出で進めていました。しかしどこか違和感が…。次に2頭にしてメディアの2人の息子の象徴として操る…、しかしそれも何だかくどくて違和感が…。そして、1頭にしてみたところ、これがハマりました!そこで、今作の演出補で事務所社長でもあるWさんが素晴らしい意見を!「わかった…このときの蝶々はイアソンだ!…花から花へ移る蝶…と…女から女を渡り歩くイアソン、それが重なる!ここで登場する蝶はイアソンの象徴だ!」と。稽古場内に居た全員がどよめき、それだーーー!!となりました。


蝶々の存在はこの作品になくてはならないものになりました!




美術制作の話に戻します…

蝶々の型紙を私がひとつ制作したらそこからは美術チームの出番!模様をくり抜き終わると理想と違うものもあり、何頭かがボツになりながら…汗、無事、4頭の蝶々が出来ました!





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舞台を舞う2頭の蝶々。





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うさぎ、リス…
そして鳥!

鳥は当初2羽を予定しておりましたがら作っていくうちにサイズが大きくなってゆき、これは1羽で充分だなと判断。つがいであることにも意味を持たせていたのですが、その意味は蝶々に投影すれば良いと判断。





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くちばしは収納型にしました。
操作棒も取り外し可能。
公演の度にセッティングをするスタイルです。





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後ろ姿もおつなものです。





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ウサギさん
お尻が可愛い…。
物凄くシンプルな構造です。


今回、ウサギの動画を随分見ました。ウサギのジャンプって独特…。ピョンと前に進んで、後からボテッとお尻がついてくる感じ…。舞台には一瞬しか登場しませんが、ウサギさんのモフモフお尻が可愛いジャンプにもご注目を!





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リスさん。
尻尾が気に入っています。

操作棒などは無く、指を駆使して操ります。首(かしら=顔のこと)がクリクリッと動く感じも気に入っています。

リスって人形劇の舞台でとても映える魅力的な動物で、リスが出てくる人形劇、もっとつくりたいな…とよく思います。





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優雅に空を舞う鳥。

舞台から客席へと飛び出るかの勢い…。

コントロールの難しい人形ですが、うまく飛べたときの爽快感はたまりません。



いちどのレポートで何体も紹介したので、写真が大量になってしまいました!うまく表示されておりますでしょうか??

アメブロ、かつては写真が4〜5枚まで!とかでしたが、システムが改良され、今は多めにアップできるみたいですね!あとは皆さんの閲覧環境できちんと表示されているかどうか…。



動物レポでした!!



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公演情報
詳しくは…
をご覧ください。



メイキングレポ

まだまだ続く!!



次回はグラウケが出来るまでをお届けいたします!!


今日の更新分もなんとか今日に間に合ったー!!

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