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アトリエに、デビュー作の人形達を飾りました。念願でした。

今から15年以上前です…。1993年11月3日、小学6年生のときにひとりで演じた作品、宮沢賢治さん原作「どんぐりと山猫」の人形達です。

当時の手づくりのままです。顔は紙粘土。服装は当時覚えたばかりの手緩い仕上げ。体は飲料容器。どんぐり達は札幌の人形劇の先輩に教えてもらったばかりのスタイローフォーム(断熱材)仕上げで、実は起き上がりコボシになっています。コロコロ~とします。


高校生になった頃、レパートリーも増え、演じる規模も大きくなり、すっかりこの人形達で演じる気配がなくなってしまった私…、この人形達を含め、諸々の荷物整理(処分作業)をする私に、母は「この人形達はあなたの原点なのだから、他のどの人形を天国に送っても彼らだけは保管しておきなさい。あなたを助けてくれるから。置き場所がないと言うのなら私が預かっておきます…。」と言ってくれました。


言われた通りに、当時はただただ淡々と保管をした私。

しかし上京後、彼らは私の心の中で大活躍をするのです。母の言うとり、彼らは度々私を助け、なくてはならない存在となりました。そうです…、事あるごとに、彼らは表現することの原点と、創作することの在り方についてを示してくれました。


これまで適した置き場所がなかったので箱の中で眠り続けていた彼ら。5年前の六本木での個展で展示して以来、再会はごく稀に…でしたが、この度のアトリエリニューアルで彼らの立派な居場所が出来ました!
これからは度々会うことが出来ます!


1年前に専用のアトリエを持って以来、飾りたい飾りたい…と思っていましたが、目の前の舞台が最優先…という日々が絶え間無く続いていたため中々叶わずにいました。

念願叶ってようやく…です。
あまりに嬉しくなってしまったので早速ブログにアップです!


今後はどこかの公演会場でも展示出来ればと思っています。


今日(日付変わって昨日)もツアーマネージャーの“まこちゃん”、終電間際まで作業してくれました!仕事とは言えありがとう~!おかげで彼らもバッチリ飾れて、創作活動と鍛練の場に、心強い支えが出来ました!


久々に味わった東京での雨…。ああ潤い…♪
雨音がおつなものです…。

けれど夜遅くに倉庫とアトリエを行き来するときには雨も止み、空もしっかり作業を助けてくれました。


それにしても…、1日が早過ぎる…。

集中力高めて頑張りましょう~!



皆様からのチョコレート、事務所にまだ行っていないため、届いていることは聞いているのですがまだ受け取っていません。ごめんなさ~い!&本当にありがとうございま~す!楽しみです♪