以前、とある方に
『あなたは動くだけで浄化している。気付いてないの?』
そんなことを言われたことがある。
「え?どういうこと?」
例えば、大勢の人が無くなった場所や事故、事件などの現場、浄化が必要な場所があるとする。
そんな場所の近くを「通り過ぎる」だけで【浄化】をしているらしい。
また、必要な時、必要な場所に引き寄せられることもあるらしい。
自分のことではあるが全く気付かなかった。
そういう視点で自分を振り返ってみたとき、なんとなく思い当たるふしも見つかる。
精神疾患で常に薬を常備し服用しているような人が、接しているうちに薬が必要なくなり、やがて普通の生活へと戻っていくことが何度かあった。
さらに過去へと遡(さかのぼ)って自分の周りを眺めてみると「なるほど、そういうことだったのか・・・」と納得できてしまう。
様々な「問題」を解決してきた裏側で、それらの「問題」の裏に潜む「邪気」のようなものを浄化してしまっているのだと・・・
だから「問題を解決している」というより、「問題」を起こさせた「感情」や「気分」や「空気」を浄化することで、「問題そのもの」が「問題」では無くなっていったのかもしれない。
それは、望むと望まざるとにかかわらず「癒し」が起こっているということである。
そういう意味では今の「セラピスト」の仕事は天職と言えるのかもしれない。
『便利な身体』
と人は思うかもしれない。
だが現実はそんな単純なものではない。
浄化をするには当然この『身体』が触媒となる。
だから、この『身体』に当然のことながら『負荷』がかかるということである。
それを如実に実感したのが昨年(2021年)である。
コロナ禍で荒廃した人の心は、常に「毒気」を含むエネルギーを発している。
だから、人が多いところではそんな「毒気」が充満している。
そんな「毒気」を身体が勝手に「浄化」しているのを肌身で感じとることが出来るほどに・・・
そして、やがて「人が集まる場所」に行けないほど「消耗」して、ついには電車やバスに乗ることも出来なくなってきた。
そういえば、以前、とある方の娘さんが「電車に乗ると動機がして乗れない」と言って、「だから一緒に乗ってあげてほしい」と頼まれ、その子と一緒に電車に乗ってあげたことがある。
その時その子は『大丈夫、平気です。』と言って問題なく電車に乗れていた。
目に見えないバリアーでも張られているのか、迫ってくる「毒気」をこの身体が吸収し「安全地帯」を作り出しているのか・・・
だが私の身体は消耗する。
覚醒以来それが猶更顕著に顕われていたのだろう。
2018年から2020年までの3年間で、導きにより様々な地へ赴きながら『お役』をこなすと同時に『場の浄化』を続けてきた。
そして昨年の夏ごろ、とうとう身体の限界値に達した。
体重は激減し「このまま死ぬんじゃないか?」と思うほどにまで至っていた。
だから、極力人との接触を減らして、仕事も減らして「消耗」を押さえて身体の回復につとめてきた。
その甲斐があってか徐々に回復してきている。
恐らく
もっと自身のエネルギーを高める修行をする必要がある。
次元上昇というものをしているせいか、人の意識の感応は日に日に「満(みつ)」になっている。
だが、多くの人はそのことに気付かず、自分が発する「思い」が近くに居る人に影響を与えていることになど気付かない。
どんなに顔色や言動を取り繕っても、心の中の「毒気」は漏れている。
だから知らず知らずに毒気を与えたり与えられたりしている。
その時その場所でそんなことを思っていなくても、心の中に「淀み」としてそれらがあれば、その「淀み」が漏れ出ているのである。
「人の密集している場所」には、そんなものが充満しているのである。
さらには「ネットの中」でもそれらが充満している。
そして人々は自分の中に溜まった「毒気」を吐き出す場を求めている。
そして、多くの人が「正義」の名のもとにこの「毒気」を吐き出し始めれば、それは一つの流れとなり渦となって巨大な「塊」となって突き進む。
それがどんな悲劇を生むことか・・・・・・
先週来、うちの神棚には『建御雷神』と『経津主神』が陣取っている。
そして、風水を参考に『地雷龍』と『地剣龍』の流れを追いかけ始めたところである。
そんな中で先日、ふたたび東北で大地震が起こった。
あの時の心を再び取り戻せるか?
阪神の大震災の時の心を取り戻せるか?
今、思い出し取り戻すべきものは・・・明らかである。