神がこの世に現れたなら
やることなどは一つしか無し
神が人に宿りたならば
他楽（はたらく）喜び謳歌するだけ
それほど単純明快な
神の心もわからぬほどに
人の心は曇りたか
情けと慾で曇りたか
神に向かいて手を合わせても
求め縋りて手を出すばかり
神に喜び与える光は
曇りたこの世にほぼ有るまじき
神を喜ばせたいなら
器を持ってくるが良し
掃除洗濯魂磨いて
大き器を持ってくるが良し
掃除洗濯綺麗に片付け
広き器の心とあらば
この神進んで降りようぞ
それだけを神は待ち望む
これほど単純明快な
神心がわからぬほどに
情けで神を彩って
慾で神を捻じ曲げて
曲がり魔我理て魔に懸かり
〇（心）に・（天）の光無し
自分自分と心の中は
自分だらけで隙間なし
自分の慾と自分の情けで
足の踏み場も無い心
神が入る隙間なし
言葉すら入る隙間なし
気付きを与えどゴミに埋もれて
どれが御言か区別もつかぬ
曇りに曇り
汚れに汚れ
散らかり放題ゴミ屋敷
人の心は人すら住めぬ
餓鬼畜生の巣となりて
情けと慾を漁る亡者が
途切れぬほどに押し寄せて
憐れ地獄に落ちて行く
神の心は清き水
常に新たな水が流れる
六根清浄 想い淀まず
いつも新し心が湧き出る
この世の認識し得るもの
それらすべてが「自分」なり
その身ひとつが自分に非ず
感じる全てが自分なり
この世に広がる「横の自分」
かの世に広がる「縦の自分」
すべてが自分であると知れ
それが大き自分の器
神々宿る自分の器
三界共和す自分の器
弥勒世界の神人は
大き器の自分となりて
三界共和の弥栄を
寿ぎ喜び与えて頂く
清水溢れる光の世
曇り淀まぬ清水の世なり