
そろそろ紫陽花が彩りを添える季節が近づいてきた。
華やかな紫陽花の彩りが、梅雨の重苦しい空気を明るくしてくれる。
毎年のことだが、何故かこの時期にいちばん風邪をひきやすい。
それは、傘を持たずに出かけてしまい、雨に打たれてしまうから・・・
五月の雨は平気なのに なぜか六月の雨では風邪をひいてしまう。
いや
正確には「風邪をひきかける」のであるが・・・・
この時期の風邪は『湿邪』の風邪
インフルエンザや他の風邪にはほぼかからないが、なぜかこの『湿邪』にだけはは弱い。
この『湿邪』が身体に入るとすぐに気付く。
身体の水の「滞留間」と『湿邪』独特の「不快感」が体内にあるのを感じる。
「あ、これは湿邪だな・・・」
ということですぐに対処をします。
滞留した気・血・水を動かすこと
そのため【お灸】を使います。
市販の【せんねん灸】などで、まずは胃経の【足三里】と肝・腎・脾の三つの経絡が交わる【三陰交】を起点に灸をすえて血と水を動かします。
それ以外に経絡上にツボをとり、2~3か所同時に灸をすえます。
それだけでも十分ですが、手の方にある肺経の【尺沢】と大腸経の【手三里】にも灸をすえて気・血を動かします。
これで気・血・水の三車輪がめぐり、風の症状が出る前に『湿邪』を流してしまいます。
たっぷりと水分を摂り身体を温めておけば、風邪の症状に振り回されることなく『湿邪』を外に流してくれます。
風邪は人の虚を突いて侵入してくるものです。
うっかり傘もささずに「大丈夫だろう」とタカをくくって侵入を許してしまった自分を反省し、虚を実にして邪の居づらい身体へ戻してやるということ。
免疫力を高めるというのは、身体だけでなく『心』も大切です。
たかが「風邪」を見くびらず、油断せず、心身大切にする心がけが大事なのだと思います。
コロナも風邪
基本は変わらないものです。
とはいいつつ、毎年油断してしまっているからやられているわけですから・・・・
反省ですね。