PURE-Jの2018年開幕戦となるラゾーナ川崎大会。入場式では中森華子があいさつを務め、続いてメインイベントのPURE-J認定無差別級選手権試合の公開調印式へ。挑戦者の藤ヶ崎矢子は「初めてPURE-Jのベルトに挑戦するんですけども、この大きなチャンスを逃さずに、必ず自分がPURE-Jにベルトを取り戻したいと思ってます」とコメント。チャンピオンのDASH・チサコは「私が負けたらもう終わりだと思ってますので。PURE-Jの無差別チャンピオンとしてボコボコにやってやりたいと思います」と涼しい顔で言い切った。


 セミファイナルまでの試合順は当日発表とされていたが、いきなりコマンドボリショイvs中森華子の一騎打ちからスタート。地元凱旋となる中森は短い髪をピンクに染めて登場。前週の道場マッチで敗れているボリショイは得意の関節技で中森をロープに這わせ優位に試合を進めるも、終盤では互いに譲らず20分時間切れで幕。マイクを持ったボリショイは「引き分けも負けと一緒なんだよ。オマエも無差別のベルトに向けて負けるわけにはいかないかもしれないが、私もタッグ王者として負けるわけにはいかないんだよ。オマエが無差別のベルトしか見えてないことは重々承知だ。でも、オマエがパートナーを連れてきたら『P-Ray-L』(プレイエル/ボリショイ&Leon)はいつでもベルトを賭ける。挑戦してこいよ」と要求。中森は「確かに私は無差別のベルトのことでもう頭がいっぱいいっぱいだよ。でもチャンスはどんどんつかんでやる! タッグのベルトだって今、挑戦していいって言いましたよね? 私はもうすぐにでも挑戦しにいきたい」と次週の王子大会はすでにカードが決まっているため、1・28板橋での挑戦をアピール。「私とタッグチャンピオンにやりたいヤツ、今すぐリングに上がってこい!」とパートナーを募ると、真っ先にリングに上がったのは安納サオリ。即座に任命した中森は、「『P-Ray-L』からベルトひっぺがすぞ!」と叫んだ。




 第2試合はLeonがディアナの佐藤綾子とシングル対決。実に9年ぶりとなる対戦をマッド・スプラッシュで制したLeonは、佐藤の手を上げて健闘を称える。第3試合では勝愛実がデビュー2周年イブの高瀬みゆきと対戦。激しく爽やかなぶつかり合いで会場を沸かせると、勝がリバース・スプラッシュからのジャーマン・スープレックスで3カウントを奪った。


 セミファイナルは『WANTED☆ウォリアーズ』と装いも新たになったKAZUKI&ライディーン鋼が、安納サオリ&清水ひかりと対戦。開始のゴングを前にマイクを持ったKAZUKIは清水に対抗意識を燃やし、「今日勝って歌うのは私たちなんだよ!」と宣言して試合がスタート。久々のタッグに燃えるWANTEDは、鋼が2人まとめてのバックドロップや逆エビ固めなどパワー全開で圧倒すると、最後はラリアットから横須賀カッターにつないで清水を仕留めた。試合後、KAZUKIと鋼がピンクレディーの『WANTED』を歌い始めると、安納は「うるせぇよヘタクソ! なんだよ、その歌はよ! ひかり、今の歌は何点でした?」。清水は「23点。赤点はさすがにちょっと先輩に悪いかなと思って」と採点。KAZUKIは「またリング上で歌ってやるからな」とリベンジを誓うと、安納に対し「タッグのベルト狙ってるのはオマエだけじゃないからな」と牽制した。



 メインイベントは藤ヶ崎矢子がDASH・チサコに挑む無差別級タイトルマッチ。ジュニア以外のベルトに挑戦するのは初めての矢子は緊張の面持ちでリングに上がると、ヒップアタックでの奇襲を仕掛けて試合開始。形勢を入れ替えたチサコはストンピングとエルボーを叩き込むと、ロープ際で踏みつけて余裕の表情を見せる。コーナー上のチサコを捕らえた矢子は雪崩式のダブルリスト・アームサルトから、通常のダブルリストを3連発。さらにはジャーマンも繰り出すがカウントは2。コーナー最上段からのフットスタンプを突き刺したチサコはとどめを狙ってのホルモン・スプラッシュを放つが、矢子が身をかわしてエルボーの応酬に。丸め込みに活路を見いだしたい矢子はヤコリーヌ・クラッチで3カウントを迫るが、カウント2でキックアウトしたチサコは春丸で3カウントを奪ってみせた。


 敗れた矢子を取り囲むPURE-Jの選手たち。認定証とベルトを受け取ったチサコは「藤ヶ崎矢子さん…オマエ相手になんねぇな。見てみろ、これ。PURE-Jvs仙女1人…ぜんぜん勝ってんじゃねぇかよ! 結果残してんじゃねぇかよ! 私、背負ってるんだよ。矢子じゃないね。またPURE-Jで誰か…」。すると中森がつっかかり、「髪の毛が伸びるまで待ってらんねぇんだよ! すぐにでも挑戦して無差別王者になるんだよ。返り咲くんだよ。狂い咲くんだよ!」とリターンマッチを要求する。チサコは「こないだ私に負けたくせして、どのツラ下げてそんなこと言ってんだよ。そんなにやりたいの? やってもいいけど条件あるんだよね。…無差別のベルト賭けるの1回きりだ。リターンマッチなんて何回もやらせねぇ。また“髪の毛賭ける”なんて言うなよ? つまんねぇからよ!」。2人がつかみ合いとなるが、チサコは参戦の決まっている2・18大阪大会で中森とのタイトルマッチを受諾。「オマエとは2月18日の1回きりだ。コイツと闘って防衛して、オマエらPURE-Jのみんな、ぶっつぶしてやるから覚悟しとけ。以上」と大胆不敵に言い放ち、リングを後にした。




『レインボーシリーズ~2018年開幕戦~』
◆1月14日(日)神奈川・ラゾーナ川崎プラザソル(18:00)
観衆150人


▼ピュアバトル・20分1本勝負
 △コマンドボリショイ(時間切れ引き分け)中森華子△
▼ピュアバトル・20分1本勝負
 ○Leon(11分58秒/マッド・スプラッシュ→体固め)佐藤綾子●
▼ピュアバトル・20分1本勝負
 ○勝愛実(11分19秒/ジャーマン・スープレックス・ホールド)高瀬みゆき●
▼WANTED☆ウォリアーズ始動!・20分1本勝負
 KAZUKI&○ライディーン鋼(11分5秒/横須賀カッター→片エビ固め)安納サオリ&清水ひかり●
▼PURE-J認定無差別級選手権・30分1本勝負
 ○DASH・チサコ(8分46秒/春丸)藤ヶ崎矢子●
※第2代王者が初防衛に成功。