PURE-Jに続いて夕方から開催された蟹K☆ING(カニキング)の自主興行。かつて伊藤薫が主催していた伊藤道場での練習に参加していたという蟹K☆INGは、伊藤道場出身で現在はそれぞれ別の団体に所属している中森華子、佐藤綾子、雫有希を集め、メインイベントで同窓会マッチを実現させた。




蟹K☆ING自主興行
『プロレスリング長野・デビュー10周年シリーズ』
◆12月10日(日)東京・板橋グリーンホール(17:30)


▼第3試合・20分1本勝負
 唯我&●藤ヶ崎矢子(17分5秒/ダイビング・エルボードロップ→片エビ固め)勝愛実○&高瀬みゆき
▼メインイベント スペシャルタッグマッチ・60分1本勝負
 ○中森華子&雫有希(17分50秒/ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め)佐藤綾子&ライディーン鋼●


★3選手のコメント
 雫「佐藤さんのドロップキックを食らった時に、本当に練習生の頃を思い出しました。時間が経って自分も成長したところを見てもらえたので、思い切り今日は佐藤さんにぶつかっていこうという気持ちになれました」
 佐藤「自分も1回プロレスから離れて戻ってきて、雫もいろいろ自分でやってて、なんかみんなそれぞれいろんなところで頑張ってるんだなっていうのを今日思いました。のど輪(チョークスラム)もすごい効きました(苦笑)。華(中森)もそうですけど団体背負ってやってますし、自分も“もっと視野を広く持たないとな”と思いました。今はほとんどディアナだけでやってるので、こういうのも楽しいなってホント純粋に思いました。昔の仲間と久々にタッグで当たって…」
 雫「自分もなんだかんだキャリアを重ねて先輩になったんですけど、佐藤さんは『先輩をいつか見返してやればいいんだ』って先輩の立場から言ってくれたんです。自分が絶対的だっていうふうに押し付けないで、それを言える先輩ってすごいなって、自分も後輩を持った時に思いました。中森さんもそれを覚えてるって言ってましたよ。『私も言われた』って」
 佐藤「ホント!? でも、そういうのがなんか1番エネルギーになると思います。自分が上に行くための原動力だと思います」
 雫「きらプロ(雫主催・きらきら太陽プロジェクト)にも参戦して頂けたら嬉しいですよね(笑)」
 佐藤「3児の母なんですけど…(笑)」


 ━━佐藤との対戦はいつ以来?
 中森「7~8年ぶりですかね。やってみたらちょっと懐かしい部分もあったりして、楽しかったです。全然変わってなかったし、でもこれで終わりじゃなくて、また次につながればいいなと思います。すごい楽しかった(笑)」
 ━━佐藤と雫は「今度は2人で組んでもおもしろい」と言っていたが。
 中森「やだ。私が佐藤さんと…(笑)。昔けっこう組んでた時もあったので。3人とも離れてお互いが全然違う道を行きましたけど、“プロレス続けてたらリングで会えるんだな”って今日思って…本当に大事な、貴重な試合というか。私の中でもすごい印象の強い試合になりました。もう(組まれることが)ないと思ってたので正直。またやりたいです」