みなさん、ようこそ!
今日は「感情のコントロール」について(その2)です。
感情のコントロールの方法をお伝えする準備段階として、
今日は少し心理学のお話をします。
勉強はちょっと・・・という方も、
読んで頂けるとうれしいです。

昨日みなさんには、
自分が感情を「コントロールする」状態なのか、
「コントロールされている」状態なのかを把握しましょう!
ということに触れたのですが、
そのことについてご説明したいと思います。

まずはじめに、人間の脳のお話です。
脳はいくつかの部門に分かれているのですが、
そのうちの「内側の脳」と「外側の脳」についてお話します。

まず「内側の脳」は、
「暑い」「寒い」とか
「お腹がすいた」「眠たい」というような
誰もが感じる基本的な欲求を伝える部門です。
これは脳の中心に近いので、
人の行動にとても強い影響力を持っています。

いっぽう「外側の脳」は、
「こんなことを言ったら相手は嫌がるかも」というような、
理性を司る部門です。
この脳は大切な役割をしているのですが、
中心部分から離れているため
「内側」の脳よりも、人に与える影響が小さいのです。

まとめますと
基本的欲求を発する「内側の脳」の方が、
理性を司る「外側の脳」よりも力関係が上にある
ということです。

ここまでの説明は、ご理解頂けましたでしょうか?
それでは、明日はこの脳の力関係を踏まえて、
感情のコントロールについてのご説明を進めたいと思います!