これは、中学1年の7月上旬に盲腸で入院していたある日の午後に見た不思議な夢です。

 

夢の中では午後で、私は病室で漫画週刊誌・少年ジャンプを読んでいました。

ふと目を上げると、ベッドの横には半袖の白い服に白い半ズボンを履いた、私と同じくらいの年齢の少年が立っていてニコニコしていました。

髪型は当時の私と同じく左から右へ七三分けにしていました。

少年は「漫画ばっかり見ていないで外へ行こうよ」と言い、私の手を引きました。

すると、私はすうっと空へ舞い上がり、2人で空を飛んで日本を離れ、エーゲ海に面した小島に並んで立ちました。

島の建物は揃って白く、太陽は燦燦と輝いていました。

(Trapediaより)

私の耳には、以前FM放送で聴いたビゼーの交響曲の第2楽章(↓)が聴こえてきました。

少年は海風に髪をなびかせ「気持ちいいよね!」と言いました・・・

 

そこで私は目を覚ましました。

少年ジャンプを読んでいるうちに眠り込んでいたようでした。

しかし、エーゲ海の海風の感触は残っていました。

その少年には全く心当たりがなく、いったい誰だったのか今も不思議でなりません。