マルハバ
気付けばもう11月も終わり。
来週から12月なんて
誰が信じられましょうか・・・
先週木曜日に、無事に
ヨルダン人夫サーメルが
ヨルダンから帰国いたしました。
渡航当時は、
滞在中にアメリカ大統領選挙とも重なるため、
本当に帰国できるかと心配していましたが、
何事もなく、帰ってまいりました。
今年もダディに1分1秒でも早く会いたい
キッズのために、成田空港まで
学校を休ませて行って参りました。
(学校の先生方申し訳ございません・・・)
ヨルダンとは6時間の時差。
帰国して間もなく1週間となりますが、
やっと時差ボケがとれてきたと、
本人は申しております。
さてさて、今日は朝起きれたものの、
今夜はちゃんと寝られるのか・・・。
そして先ほど、
オリーブオイルたちが日本に到着したと、
成田空港の倉庫から連絡が来ました。
明日、輸入手続きのために成田空港へ
またまたひとっ走りしてきます。
さて、ヨルダンでのお話。
今年もまた一難去ってまた一難、と
お伝えいたしましたが、
そのお話を今日はしようかと思います。
なにが起こっていたのかというと・・・
実はヨルダンで搾油して
もうすぐにでも輸出手続きを済ませ、
書類もすべて集めて準備万端なサーメルでしたが、
運送会社が機能していない・・・
どうやらヨルダンの法律が変わったらしく、
(これ、よくあることです)
オリーブオイルの輸出が
禁止されていたのです。
こんな法律が出来てしまったら
私たちがやっていることは
全てパーになります。
しかし、どうやらそれには条件があって、
ある一定の量以上の国産オリーブオイルを
輸出できないというもの。
私たちが必要な量は、そこまで達していないので
輸出が可能とのことでしたが、
私たちが利用する運送会社には
輸出の許可がなかなか下りない。
輸出のための書類のコピーが
私の手元に送られてきたのは
サーメルが帰国する3日前。
とりあえず、これで一安心だと
胸をなでおろしたのでした。
ヨルダンは、本当に法律が
よくよく変わる国。
日本でこんなに簡単に法律が変わったら
きっと大問題になるだろう。
輸入事業をしていて、毎年オリーブオイルの
輸入の際に税関と直接話す機会がありますが、
以前から「5年後にXXの法律が変わりますので
ご準備ください」というチラシをもらっていました。
いやはや、法律を変えるために5年の通知時間、
きっとそれより以前に、
時間をかけて偉い方々が頭を寄せ合って
法律をどう変えるべきか話し合ってきたのでしょう。
しかしヨルダンでは・・・
以前起こったことを覚えていらっしゃるでしょうか。
私たちがザアタルを輸入しようとし始めたころ、
ヨルダンから輸出の許可が下りませんでした。
当時持ってこようと思っていたザアタルには、
「クエン酸」を少し入れて酸味を出したものを
輸入する計画でした。
しかし、その「クエン酸」が含まれたものは
正に昨日、輸出禁止になったんだ、と役所で言われました。
「え?なぜ?」
そんなことを聞いたところで答えは帰ってきません。
ダメなもんはダメなんです。
翌日、諦めきれずにもう一度役所に行くと、
「輸出できる。今朝、法律が変わったんだ」と。
おったまげ~も、おったまげ~ですよ。
2日でそこまで法律って変わるのか??
そこにもはや問いはありません。
「そうなんですね」と
受け入れる以外何もないのです。
ということで、
この国産オリーブオイルの輸出禁止法に関しては
あまりシリアスに私たちは向き合っていませんでしたが、
今回は結構長い間許可が下りなかったので
今後どうなるかは、ちょっとだけ、要注意なのかもしれません。
とにもかくにも、
私たちは無事にオリーブオイルを
輸入することができ、
ホッと一安心。
次なる壁は「充填作業」です。
毎年、どの便でいつ日本に到着するかを
全く知らされず、「いつだいつだ」と
渡された追跡番号を航空便のウェブサイトで
確認しなければなりません。
そしてその日は突然やってきたのです。
週末が明けて昨日調べたら、もうすでに荷物は空の上。
そして、今日成田空港に到着。
すぐに充填業者に連絡をして、
ラインを開けてほしいと依頼をかけても、
年末年始のこのような業界はいつも大忙し。
いつ充填できるのかは、
ポッとあいたラインにささっと入れてもらえるか
どうかの運にかかっています。
私たちのような小ロットは、
時々突然空いたラインに入れてもらえることが
あるんです。
ということで、
明日、成田空港にオリーブオイルを迎えに行って、
そこから充填業者の搬入OK連絡を待ちます。
一日でも早く皆様のお手元にお届けできたらいいのですが、
今しばらくお待ちいただきたくお願い致します。