帰りは旧18号線を通って戻ります。
途中、昔から是非とも行って見たかった碓氷第三橋梁(通称めがね橋)に寄ります。
近くの駐車場に車を止めて数分も歩くと
煉瓦作りのアーチ橋が見えてきます。1893年(明治26年)に高崎ー直江津間を結ぶ路線の一部として竣工されました。
急こう配を上る為アプト式が採用され、1963年(昭和38年)に新線(信越本線)が建設されるまでの間70年間使われた線路です。
アプト式は海外で2回ほど乗ったことがありますが、ドイツで乗った記事をリンクで貼っておきます。
歯車が付いているのでスピードが出せない難点があります。当初はドイツから機関車を導入し横川-軽井沢間を約80分かけて走行していたそうです。
その後、横川-軽井沢間は輸送力アップの為に複線化、電化されるともに、アプト式から粘着運転方式に変更されました。特急電車に機関車を連結して協調運転させることで横川-軽井沢間の所要時間は登り17分、降り24分と大幅に短縮。
横川駅で機関車を連結させる時間に釜めしを買ってくるのが定番でしたね。
新幹線が開通するとともにこの区間の信越本線も廃止になっているので、時代の流れを感じます。
今は観光地化され橋の上を歩くことができます。
横川から熊ノ平まで遊歩道になっており散歩ができます。
橋の上の様子
当時は単線だったのでやはり幅は狭いですね。
反対側のトンネル
トンネルは横川ー熊ノ平間で10個、橋梁は、第2橋梁から第6橋梁までの5基残っているそうです。
橋の上からみると旧18号線がこのように見えます。
軽井沢では紅葉はほぼ終わりかけでしたが、群馬側に入ると丁度紅葉が見ごろでした。
(軽井沢は寒いことを実感)
横川から熊ノ平まで「アプトの道ハイキングコース」として整備されており、
往復13kmだそうです。
個人的にはここをゆるゆるジョグで走って、温泉に浸かって帰るもよいな~と思っております。