JONESTOWN STORY ~ジョーンズタウン物語~

JONESTOWN STORY ~ジョーンズタウン物語~

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登場人物


☆キャロル・ジョーンズ…ジョーンズ家のママ

JONESTOWN STORY ~ジョーンズタウン物語~-キャロル・ジョーンズ

☆Dr.ジョーンズ…ジョーンズ家のパパ


JONESTOWN STORY ~ジョーンズタウン物語~-ドクター・ジョーンズ

☆ミッキー・ジョーンズ…ジョーンズ家の長男


JONESTOWN STORY ~ジョーンズタウン物語~-ミッキー・ジョーンズ

☆ピーター・ジョーンズ… ジョーンズ家の二男


JONESTOWN STORY ~ジョーンズタウン物語~-ピーター・ジョーンズ

☆ミッシェル・ジョーンズ…ジョーンズ家の長女


JONESTOWN STORY ~ジョーンズタウン物語~-ミッシェル・ジョーンズ


「ジョーンズタウン物語」

ジョーンズタウンにあったクラビッツ・ベーカリーを経営していたミセス・クラビッツが引退することになり、姪のマーシーが訳のわからない長い旅から帰国し、カフェを「ジョーンズ・カフェ」と名前を変えて引き継ぎました。

ジョーンズタウンはマーシーのホームタウン。幼馴染みやいっぱいの仲間や娘夫婦がすんでいます。

マーシーは娘キャロルの家族と一緒に住み、カフェをやり始めましたが・・・


様々な人達が織りなす、ジョーンズタウンの物語です。


第23話 「キャロルの宣言」


夕食の熱々のグラタンをハフハフ食べている家族の前でキャロルの声が響いた。


「みんな、今日はマミィのお話しを聞いてちょうだい。」


みんな一斉に食べてる手を止めてキャロルを見た。


キャロルがそう言った時は彼女をじっと見つめ、その一言一言に頷かなければならない。

もし、それを怠った時は・・・

後でものすごく面倒くさいことになるのを、ジョーンズ家のみんなは十分承知していた。


キャロルは一人一人の目を見て、みんなが自分を見ていることを確かめてから言った。


「実はね、マーシーからカフェに毎日来てくれって言われたの。だから私、毎日カフェのお手伝いに行くことにしたの。でもね、これは単なるお手伝いじゃなくて、どうやら私にカフェを任せたいってことなのよ。」


JONESTOWN STORY ~ジョーンズタウン物語~-ジョーンズタウン物語

「えっ、じゃ、僕のランチはどうなるんですかはてなマーク

間髪入れず、Dr.ジョーンズが言った。


「え~、僕たちのおやつははてなマーク

ピーターも口を尖がらせて言った。


「ディナーは誰が作るんですか?デュークの散歩が終わるのが6時ですから、6時半にはディナーを食べ始めたいと思うのですが・・・」わんわん

長男のミッキーが愛犬デュークを見ながら言った。


「マミィ、毎日なんてお仕事したら、朝寝坊して朝ごはんまた作らなくなっちゃうんじゃない?朝ごはんちゃんと作ってね。ガーン ところで、今日のデザートは何?」

ミッシェルが言った。


「な、何なの?あなたたち!ご飯の心配ばかりじゃないの!少しは『マミィがカフェやったらマミィファンが増えちゃう』とか『、お家の事は俺たちに任せておけ!』とか他にいっぱい言うことあるでしょう!

まったくもう!一体この家の人達は私をご飯製造女と思っているのかしら!

ダーリンビックリマークランチはカフェに食べに来て。どうせあなたは毎日ランチはダディーズ・ドックしかたべないじゃないの。

おやつはカフェに来れば、私の作った極上のスィートがあるから、学校帰りに寄ればいいじゃない!

夕飯は私が帰って来てから作るわよ。ミッキーは家でお仕事しているんだから、デュークの散歩時間を変えればいいでしょ!

朝は、朝は・・・絶対起きるわよあせる

キャロルは口早にそう言った。


「いちいちカフェに行くのですか?雨の日雨も風の日流れ星もですか?」

不安そうにDr.ジョーンズが言った。


キャロルは眉間に思いっきりこれでもか!というくらい皺を寄せて、Dr.ジョーンズをチラッと見た爆弾


その表情を見て、Dr.ジョーンズは

「いや、僕はキャロルさんと会いたいから、ランチを食べにカフェに行きますよ!」


キャロルはニッコリ微笑んでうなづきながらDr.に向かってウィンクをした。


とたんにD.rジョーンズ.は真っ赤になって咳払いを2回ほどしたショック!


「じゃあ、僕たちは学校の帰りにカフェに寄ってもいいんだね?ウヒャヒャ!カフェのメイさんと遊べるなぁゲーム・・・楽しみだなぁ。」

ピーターが言った。


「宿題もカフェでやりなさいねメモ!私がチェックするからね。」

キャロルがピーターに言った。


「仕方ないなぁ・・・マミィ、絶対シリアルとミルクは買っておいてよね。ねぇ、今日のデザートは何?食べていい?」


「プリンよ。冷蔵庫に入っているわよ。はいはい、マミィが寝坊しても大丈夫なブレックファーストアイテムを用意しておくわよ!じゃあ、私がカフェを任してもらってよろしいわね?」


「ねえ、マーシーは?また旅に出ちゃうの自転車?」

ピーターはミッシェルが冷蔵庫から持ってきたプリンを頬張りながらキャロルに聞いた。


「わかんない。マーシーは放浪癖ロケットがあるから、やっぱり一所にじっとしていられないんじゃない?とにかく、みんなしばらくマミィに協力してよね。」


キャロルを除いたジョーンズ家の4人と1匹は全員うんうんと頷いた。


「キャロルさん、今日のプリンも絶品ですよ!」

Dr.ジョーンズがデザートを食べながら言った。

「ホント!マミィはお菓子作りの天才だね。」

口ぐちに子供達も言った。


「ねぇ、マミィ、このプリンもカフェで出しなよ。マミィがカフェでお菓子作ったら、街のみんなも喜ぶよ。」

ミッシェルが二つ目のプリンに手を出しながら言った。


「そうかしら・・・。うふっ!私がんばっちゃうわ!ニコニコ


キャロルは目をランランと輝かせてみんなを見回した。



ジョーンズカフェを任されることになったキャロル。一体ジョーンズカフェはどうなるのでしょうか?

そして、大店主マーシーは・・・?


「まったくぅ…マーシー。早く物語書いてよプンプン

ついに、ジョーンズ家のおしゃまな長女、ミッシェルがマーシーに言った。

「そうよ!私の活躍が全然皆様に伝えられないわ!今年のハロウィンはSNOW WHITEだったのにビックリマーク

マーシーの次女、ミッシェルの母親のキャロルが待ってましたとばかりにマーシーに詰め寄った。

「そうですよ、マーシーさん、バイクばっか乗ってどっかすぐ行っちゃうんだから・・・僕のイラストもちょっともアップ出来なかったんですよ。」

ジョーンズカフェで働くメイも横から口を挟んだ。

「書くまでは、バイクの鍵は渡しませんからね!!


マーシーは困ったようにあっちに行ったりこっちに行ったり・・・

そしてマーシーはちょっと仕事机に座ってみた。がちょっと落ちつかない様子…

「その前に、カフェの売上の計算を…」

そうマーシーが言った時、

「だめ!!

とみんなが叫んだ。

「書くまでは何もしちゃだめビックリマークだめビックリマークだめぇービックリマーク


「わかったわよビックリマーク書けばいいんでしょ?書きますよ、書きますよ。」

マーシーはとうとう観念した。


JONESTOWN STORY ~ジョーンズタウン物語~

みんなのこわ~い顔を前にして、マーシーは書き始めました。


「さあ、またジョーンズタウン物語の再開ね。私の活躍が楽しみだわ~。」

とキャロルが言った。

「ああ、僕もこれでまたイラストが描ける・・・」

メイも色鉛筆を持って、マーシーが何を書くのか覗き込んでいた。


長らくお待たせいたしました!!

ジョーンズタウン物語、再開いたします合格


「ちょっと、マーシー、何処いくの?」

「ちょっと、キャロル!トイレくらい行かせてよビックリマーク



作者の我儘で長らくお休みしていたあせる「ジョーンズタウン物語」が再開いたします。


皆様、お楽しみに…チョキ








ジョーンズタウン物語とは?


むかし、むかし、今から50年位前、ジョーンズタウンという小さな小さな街に、「クラビッツ・ベーカリー」という小さなカフェがありました。

ある日、そのオーナーのマーサ・クラビッツは孤児になった姪の7歳の女の子マーシーを引き取ることになりました。


不思議な力を持つマーシーとジョーンズタウンにある古い時計台にひょんなことから住み着いた精霊デビット。そしてマーシーが新しく作った仲間たち。


原作の「ジョーンズタウン物語」はジョーンズタウンで繰り広げられる小さいころのマーシーを中心とした楽しい心温まる物語です。


原作は2012年秋に小さな絵本となります。

このブログでは?


それから50年が経ち、引退したクラビッツおばさんに代わりマーシーが新たにクラビッツ・ベーカリーを「ジョーンズカフェ」と名前を変えました。現在のジョーンズタウンの様子が、カフェを中心にマーシーの家族ジョーンズ一家や街の住人の楽しい物語となって、不定期に展開されます。


また、「ジョーンズカフェ」を横浜関内吉田町に2011年10月に再現いたしました。

カフェで十分に「ジョーンズ物語」をお楽しみください。


実際に物語で登場するメニューやグッズを販売しています。


新しい物語が一番最初に出てきます。

それ以前の物語は、テーマの中のカテゴリーを順番にお読みください。