躁状態と投稿回数 | 壮絶体験記!精神疾患オヤジの躁鬱病雑記

壮絶体験記!精神疾患オヤジの躁鬱病雑記

精神疾患を発症して30年のオヤジの雑感。
もしかして役立つ情報があるかも。

双極性障害のメインの症状は気分の抑揚が激しいこと。……と表現することは簡単なのだが、具体的な現れ方を説明することは意外と簡単ではない。と言うのも、その気分の抑揚は「なってみないと分からないレベル」だからである。

 

精神医療の専門家は「気分の抑揚は誰でもある」とも言う。なるほど、確かにそうだろう。財布を落とせば気分が沈むし、給料が下がっても気分は沈む。入った風俗店がボッタくりであれば、泣きそうになるぐらい気分が落ち込んでしまうだろう。その一方で、100円玉を拾えば「ラッキー!」と思うだろうし、給料が上がれば気分も上がる。安くて可愛い子のいる風俗店に当たれば文字通り昇天してしまうかも知れない。

 

まぁ、そこまでは極端な例かも知れないが、納得の行く人も多いと思う。

 

しかし、双極性障害の人の感情の抑揚はレベルが違う。

 

落ち込んでしまえば、「なんて自分はダメなんだろう」と自分を攻め抜いて自傷に走ってしまったり、「自分なんて生きるべきではない」と思い込んだりして自殺行動に走る。……一般の人であれば、ボッタくりで死にたくはなったとしても、ビルの屋上から下を見ることはないだろう。しかし、双極性障害の人は実際に見下ろすケースが少なくない。

 

また、上がってしまえば「なんでもできる」と勘違いしてしまう。車を買ったり、マンションを買おうとしたり、散財のネタは多く聞く。かく言う自分もパソコンを購入して起業も考えた。

 

では、実例はどのような部分に現れるか。

 

それは、このブログの記事の投稿数に、ものすごく表れているように思える。

 

実際、2ヵ月くらい前は1ヵ月に60記事ほど投稿した。1日に2本。自分の書く文章が1000字と仮定すると2000字になる計算である。400字詰め原稿用紙を5枚ずつ埋めるのだから、結構面倒な作業だと思う。……しかし、躁状態の自分はやってのけた。

 

その一方で、先日までは記事が書けず、投稿数はほとんどなかった。ある意味、ネタ切れだったのかも知れないが、「気分が出ない」という点が最大要因だったのであろう。

 

ちなみに、躁状態にあると独創性もジャンプアップする。ネタ切れに困らないどころか、ジャンジャンバリバリ状態でネタが溢れる。ある時は自分の鬱を笑い飛ばして書いたり、不眠を自虐的なネタにしたりと、あらゆる角度で攻められるようになるのだ。

 

ちなみに、今日だけで3本の記事を書いた。トータルで3000字くらいだと思う。この文字数が多いかどうかは分からないが、書けない時期を鑑みるならば驚異的とも言えると思う。

 

いやいや、気分がジェットコースターとは言うが、なかなかにメンドクサイ病気だねぇ。……と、自分は思う。

 

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