2017-09-16

はじまりの街

テーマ:映画

イヴァーノ・デ・マッテオ監督のイタリア映画『はじまりの街』をマスコミ試写会で拝見。

マルゲリータ・ブイ演じる、13歳の息子を持つお母さんが、夫のDVが原因で離婚してローマをあとにし、ヴァレリア・ゴリーノ演じる独身の友人女性の住むトリノの家に身を寄せる――という、冒頭は物悲しいストーリー。しかし、愛とユーモアに満ちたこの友人(ちょっとボヘミアンな雰囲気の暮らしをしている舞台女優)や、ブリュノ・トデスキーニが演じるビストロの主人など、周囲の人々の温かい心に支えられ、少年もお母さんも徐々に光を見出していきます。

 

名子役の少年がかわいい。そして、ヴァレリア・ゴリーノの演技が、たまらなく良いです! ヨーロッパの演劇人にこういう女性いるいる!と思える、ウィットに富んだチャーミングな存在。まさしく彼女でぴたりとはまる役柄だと思うのですが、もしかしたらマルゲリータ・ブイとヴァレリア・ゴリーノと役を取り換えても、この二人の大女優は、それはそれでまったく完全に演じきるのだろう、と、別のキャスティングをした場合の映画を想像したりも…。

 

しっかりとしたリアリアズムで描かれる、ヨーロッパ映画らしい秀作でした。

 

『はじまりの街』は10月28日よりロードショーだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

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