腎臓病など慢性疾患を考慮したペット保険の選び方◇ジョリーとミミの診療履歴が参考になりました! | ヴィヴィと一緒にいつも元気!

ヴィヴィと一緒にいつも元気!

ヴィヴィの明るく楽しい日々を書いていきます。

今月、ヴィヴィを我が家にお迎えして、ペット保険のことを考えました。

 

 

ジョリーとミミは最後までペット保険に入りませんでした。

 

 

ジョリーとミミの時は入らなかったのに、今回は入ることを検討したのは、昨年と今年の医療費の支払いがとても多かったからです。

 

 
 

ジョリーとミミは約2年ほど腎臓病の治療を受けました。

 

ジョリーは家で皮下点滴が出来ないので、初めの頃は週に1回、最後は週に5~6回、通院して皮下点滴を受けたので、通院回数がとても多くなりました。

 

ミミは、皮下点滴は家で出来たので、腎臓病治療のための通院回数はそれほど増えませんでしたが、

 

今年2月に黄疸になり、

5月以降アジソン病になり、

7月に肺炎、肺高血圧症と不整脈になり、

 

通院、検査と入院回数がとても多くなりました。

 

 

 

ペット保険で気になるのは、保険請求が多くなったら次の年の契約が更新できなかった、とか、保険請求が多くなった病気を翌年は補償範囲から外された等、慢性病で保険請求を多く利用すると、同条件での更新が出来なくなると言う話です。

 

 

また、ジョリーとミミのとかかりつけの病院で、患者さんと受付の方で「今日は保険を使いますか?」とのやりとりを聞いたことが有り、動物病院で治療を受けた際に限度額または限度回数を気にして利用するかどうかを考えないといけない保険があることを知りました。

 

 

ヨークシャテリアは腎臓病に架かりやすい犬種と獣医さんから言われています。

ヴィヴィの場合は、ある程度の年齢になったらタンパク質の摂取等気を付けたいと思いますが、将来、万が一腎臓病になってしまった場合でも、契約が続けられるペット保険を探してみたいと思います。

 

 

ジョリーとミミのペット保険事情

  • ジョリーとミミはペット保険には加入しませんでした。
  • 理由は、ジョリーが通院するのが胃腸炎の年4回程度と少なく、ミミはとても健康で9歳まで病院知らずだったからです。
  • 9歳~10歳くらいから、各社のペット保険に新規加入できなくなるので9歳の時に再検討しましたが、その時は年数回の病気ならば入らなくても大丈夫と判断しました。(腎臓病になるとは思ってもいませんでした)

 

 

ジョリーとミミの2024年の動物病院の領収書が手元に残っていたため、通院、入院の回数と支払額を集計しました。

耳の白内障手術についてはブログに医療費を記載していたので、そちらを参考にしました。

また、過去のブログの通院に関する記事を見て、2023年以前の医療費については推定しました。

 

 

ジョリーの15年間の医療費

  • ジョリーは12歳まで年4回、胃腸炎で通院していたと考えて概算で計上しました。
  • 14歳から通院での皮下点滴が始まり、その頻度が週1回→週3回→週6回と年々増え、通院回数が増えました。
  • 2024年は3ケ月分の医療費を計上しました。
  • ミミとの大きな違いとして手術が一度も有りませんでした。

 

 

 

ミミの15年間の医療費

  • ミミは9歳まで、病気知らずで健康診断以外、医療費はかかりませんでした。
  • 10歳と12歳の時に歯周病で抜歯する手術を受けました。
  • 13歳の時に白内障の手術を受けました。
  • 14歳から腎臓病の資料が始まりました。
  • 2024年は7ケ月分の医療費を計上しました。

 

 

 

 

今回検討したペット保険

  • 価格ドットコムのペット保険に登場する15種類の保険を対象にしました。
  • 価格ドットコム以外に、私のスマホやパソコンに良く表示されるPS保険を追加で対象にしました。
  • この16種類以外で、腎臓病でも安心して入れるペット保険が有れば知りたいと思っています。

 

 

 

慢性疾患(腎臓病等)により保険請求が増えると加入時の条件で更新できない可能性が有るペット保険

  • ペット保険のホームページ、契約約款、重要事項説明書の記載を参考にしました。
  • ペット保険についてのおまとめサイトに記載された、口コミ情報を参考にしました。
  • FPCさんは、メールで質問させて頂き、頂いた回答による内容を記載しました。
  • これらのペット保険は万が一腎臓病にかかり、保険請求が多くなった際に次年度以降に同条件での更新出来ない可能性が有るのでヴィヴィの保険の候補から除外しました。

 

 

 

慢性疾患(腎臓病等)により通院回数が増えると、保険支払が制限される可能性が有るペット保険

  • ペット保険のホームページ、契約約款、重要事項説明書の記載を参考にしました
  • 通院日数、入院日数に加えて、1日ごとに免責金額が設定されているペット保険も記載しました。
  • これらのペット保険は万が一腎臓病にかかり、保険請求が多くなった際に限度額で切り捨てが発生する可能性が高いのでヴィヴィの保険の候補から除外しました。

   ※参考

    ジョリーは2024年に44回、2023年に152回、通院しました。

    ミミは2024年に39回、入院しました。(日帰り入院含む) 

 

 

 

 

慢性疾患(腎臓病等)に架かった場合でも契約更新に影響しなくて、通院回数、入院日数には制限の無いペット保険

  • ペット保険のホームページ、契約約款、重要事項説明書の記載を参考にしました。
  • 通院回数と入院日数の制限は無く、通院と入院の補償金額で制限が有ります。
  • お客様サポートセンターにメールで問合せしました。 

 

 

 

こちらのペット保険は、通院は年間30万円に達するまで回数の制限は無く、入院についても年間60万円になるまで回数の制限はないそうです。

 

お客様サポートセンターの回答

当社保険の保険期間は1年間で、原則として自動継続となり、お申込み時のご契約内容がそのままご継続となります。更新時の審査はございません。

 

基本的には、保険加入後にケガや病気をされても継続してご加入いただけます。
補償範囲が狭くなることもございませんので、ご安心いただきたく存じます。

 

また、保険期間中(1年間)に保険金額が上限に達しても、更新時にはリセットされ、翌年度の契約に基づいて限度額内でお支払いいたしますのでご安心ください。

 

 

 

ここまで調べたところで、掛かり付けの動物病院で「慢性腎臓病の治療を何年も続けていて、継続できているペット保険は有りますか?」と主治医に尋ねたところ、アニコム損保とアイペット損保が該当すると教えて頂きました。

 

どちらの保険も動物病院での支払い時に保険が適用されて、他のペット保険のように後から自分で請求しなくても良い点は大きなメリットと思います。

 

 

アニコム損保については、上の表の#9に書きましたが、利用回数が増えると翌年の契約の際に保険料が最大50%も増えるとのことで、今回は見当から除こうと思います。

 

 

動物病院お薦めのアイペット損保と、私の調査で残ったリトルファミリーさんの保険について、ジョリーとミミが利用していたら、保険の支払がどのように適用されていたかを試算してみました。

 

 

 

アイペット損保 うちの子 をジョリーが利用した場合の試算 

  • 2022年~2024年の通院回数が20回を超えた分は補償の対象外になりました。
  • 15年間の保険料総額は1,067,690円
  • 保険の支払想定金額は1,040,493円
  • 保険支払後の自己負担額は706,770円

    ⇒実際の医療費支払174.7万円< 15年分の保険料+自己負担額 177.4万円 

      ⇒保険加入の効果が出ませんでした。

 
 

 

 

アイペット損保 うちの子 をミミが利用した場合の試算 

  • 2023年~2024年の通院回数が20回を超えた分は補償の対象外になりました。
  • 2024年の入院日数が22日を超えた分は補償の対象外になりました。
  • 2021年の白内障手術が15万円を超えた分は補償の対象外になりました。
  • 15年間の保険料総額は1,067,690円
  • 保険の支払想定金額は1,707,798円
  • 保険支払後の自己負担額は1,648,400円

     ⇒実際の医療費支払335.6万円> 15年分の保険料+自己負担額 271.6万円 

             ⇒保険加入の効果が有りました。

 

 

 

 

 

通院、入院、手術の金額制限が有り、回数・日数制限が無いリトルファミリー少額短資保険について試算しました。

 

 

リトルファミリー少額 わんデイズにゃんデイズ をジョリーが利用した場合の試算 

  • 2023年の通院金額が30万円を超えた分は補償の対象外になりました。
  • 15年間の保険料総額は476,520円
  • 保険の支払想定金額は828,601円
  • 保険支払後の自己負担額は918,662円

    ⇒実際の医療費支払174.7万円 > 15年分の保険料+自己負担額 139.5万円 

      ⇒保険加入の効果が有りました。

 
 
 

 

リトルファミリー少額 わんデイズにゃんデイズ をミミが利用した場合の試算 

  • 2023年~2024年の通院金額が30万円を超えた分は補償の対象外になりました。
  • 2024年の入院金額が60万円を超えた分は補償の対象外になりました。
  • 歯周病に伴う治療は保険の適用外になっています。
  • 15年間の保険料総額は476,520円
  • 保険の支払想定金額は1,605,798円
  • 保険支払後の自己負担額は1,750,400円

     ⇒実際の医療費支払335.6万円> 15年分の保険料+自己負担額 222.6万円 

             ⇒保険加入の効果が有りました。

 

 

 

 

ジョリーの試算から判ったこと

  • アイペットの保険は加入せずに自費で支払う方が総支払が約2.7万円少なくなった
  • リトルファミリー少額の保険は自費で支払うより加入した方が総支払が約35万円少なくなった
  • 手術無し、入院が18日程度の場合は、加入する保険により得したり損する場合が有ると判りました。

 

 

 

ミミの試算から判ったこと

  • アイペットの保険は自費で支払うより加入した方が総支払が約64万円少なくなった
  • リトルファミリー少額の保険は自費で支払うより加入した方が約113万円少なくなった
  • 15年間の間で2年間の通院と入院が多い場合、歯周病は対象外でも保険は入った方が良いと判りました。

 

 

 

腎臓病を考慮したペット保険の選ぶ考慮事項

  • アイペットの保険は、ヴィヴィがジョリーのような病歴になった場合には、保険料の支払いの方が持ち出しになる可能性が有る。
  • アイペットの保険は、損害保険契約者保護機構の対象のため経営破綻時に補償が適用される
  • リトルファミリーの保険は、ヴィヴィがジョリーまたはミミのどちらの病歴になった場合でも、保険料の支払いは補償でカバーされる。
  • リトルファミリーの保険は、歯科治療が補償の対象外。(アイペットは対象)
  • リトルファミリーの保険は、少額短期保険業者のため保険契約者保護機構による資金援助等の適用がない
   
   結論        
  • 今年は取り敢えずリトルファミリーのわんデイズにゃんデイズに加入します。
  • 歯科治療が対象外なことと手術が30万円までと低額な点をカバーする保険を引き続き検討します。
  • 慢性疾患のあるワンちゃんが多く集まっると保険の採算が取れなくなり、保険条件が改定されるリスクが有ることも意識しておきます。

 

 

と、ここまで1週間ほど調べて考えました。

 

ペット保険は自動車の保険と同じで、損する・得するで考えるのではなくて、将来のリスクにどれだけ備えるか、何か起きた時に自己負担をどう考えるかだと判っているけれど、損はしたくない、ある程度なら自己負担できるから加入しなくても良いかな、との考えも出てきます。

 

 

正解の無い問題だと思うので、今年はこれで一休みして、来年の更新の頃にまた勉強してみたいと思います。