広尾クリスマス散歩 | 上京パンダ

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東京四年目のパンダ。

2か月くらい平気でブログを書かない仕事とラジオとWWEで多忙なある意味リア充パンダ。

もう2月なのに去年のクリスマスの話。なんだかおしゃれそうな街・広尾をホーリーぶらり。

広尾へ向かう途中、有楽町のニッポン放送本社へ。クリスマス恒例の24時間チャリティ番組「ミュージクソン」の募金をしに行く。本社に入るのは初めてなのでちょっと緊張。放送は終わった時間だったので人は少なくロビーには片づけ中の機材が置かれている。受付の募金箱に気持ち程度だけど募金させてもらい。お姉さんに御礼をいって後にする。

 

 

地下鉄日比谷線、広尾駅で下車。通路の壁にはススキの押し花っぽいのが並ぶ。広尾のイメージにのまれてか、駅構内が気持ちおしゃれで小ぎれいな気がした。駅を出ると外苑西通りに出る。道沿いにはきれいなビルやマンションが並んでいる。道行く人も心なしか上品な感じがした。大通りを離れ南麻布の住宅地へと歩を進める。

 

 

このあたりは大使館も多く外国人のお家も多そうなので、本場のクリスマスムードを求めて歩いてみる。金色の像が乗ったむっちゃ高い塔が目立つ教会。外からはあんましクリスマス感はない。中では厳かにミサとかしてるのだろうか。ノルウェーやスイスの大使館も外側はクリスマスの派手な装飾もなく唯一見つけたのが、外国人のかたが住んでいる家の玄関先の飾りだけ。リースや葉っぱであしらわれた玄関のドアや郵便受け。日本の家々で見るのよりも本場感が若干出ている気がした。

 

ぶらぶら歩いて、ゆるーく曲がる木下坂をのぼる。大名木下家の屋敷があったそうな。そばには昔行った有栖川宮記念公園。クリスマスを過ごす家族連れが多くみられた。木下ファミリーも家族で過ごしたのだろうか。

西麻布方面へとぽてぽて歩いていく。笄(こうがい)公園のそばの道路で、外国人の親子が自転車に乗る練習をしていた。ヨロヨロと危なげに自転車を進める女の子と、それを心配そうに見守るお父さん。サンタさんにもらった自転車だろうか。がんばれ!

 

 

外苑西通りを越えて西へ。高級そうな住宅地の間をながーく伸びる牛坂を進む。「古来から牛車が往来していたからだと想像される」とのこと。今は静かな住宅地で通るのは自動車、牛がいた面影はみられない。モーモー。六本木通りのほうをのぞくと交通量も増えてぐっと騒々しくなる。高速の高架が笄坂をなめるように伸びている。逆方向に戻ってお次は堀田坂。大名堀田家のお屋敷があったそうな。昔は大名屋敷、今は大使館が多いこのへん。坂はぐっと高台のほうへと伸びていて、丘の上には大きな高級そうな名前の団地が並ぶ。いよいよ広尾へと侵入していく。

 

広尾の中心、丘の上には大きな病院があって、見上げるような建物群に赤い夕陽がさしている。屋上とか眺めよさそうだな。病院の前の通りはきれいに整備されていて、歩道には並木がずっと並んで続いている。街灯はなんだかお洒落な感じでぐるんってなってる。歩道に石製のベンチがあって「おやすみ石」と彫られている。広尾マダムが買い物帰りに休んだりするのだろうか。道沿いには丘の下へと続く坂道がいくつも伸びている。坂を下りたり上ったり、崖沿いに裏道を歩いたりしながら夕闇の広尾の街を歩いていく。

 

 

見覚えのある交差点に出た。来たのは三回目になるだろうか。ふらふら歩いていて昔来たことのある場所に出た時の既視感ではっとする感覚はいつも楽しい。交差点にはアンモナイトみたいな謎な像が置かれている。

クリスマスきらめく大通りを恵比寿方面へと歩いていく。きれいな外観の山種美術館の前を通る。母パンダと姉パンダがよく行ってる美術館。日本画の展示をしていた。一回行ってみたいな。

明治通りまでやってきた。渋谷橋の交差点まで来ると人通りも増えてにぎやか。大通りはそばを流れる渋谷川をこっそり渡るのだが、そこには川幅は小さいので車だと気づかないくらいひっそりと橋がかかっている。渋谷の名を冠した橋がこんなに目立たずにかかっているなんて。クリスマスきらめく明治通りを渋谷駅へとひっそりと歩いていく。

 

 

クリスマス感は思ったより強くなかった広尾の街。静かで坂が多いのが良いよね。

ハイパー今さら感のあふれるクリスマスの広尾散歩でした。

メリー・クリスマス!

 

 

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