先日、教頭研修会で不登校問題についての情報交換、意見交換を行った。

どの学校も大なり小なり課題を抱えており、様々な取組をしていた。


ただ、その中で違和感を感じたのは、学校に来ること、学級に戻ることがゴールになっていることだ。


学校に行きたいのに、いじめなどの人間関係のトラブルや教師との関係で行けなくなっているのであれば、何とか解決する必要はあるかと思うが、そもそも学校という場所が息苦しくて不登校になっているのであれば、学校に復帰させることは子どもにとって地獄でしかない。

また、そんな無理ゲーに挑んでいる教師や保護者も疲弊するだけだ。


必要なのは、学校に通うことを善とするのではなく、ニーズに合わせた多様な選択肢を準備することではないだろうか。

それが行政の腕の見せ所だ。


学校に通わせることは目的ではなくて手段であることをみんな認識することから変えていこう。