最近さらに読み込んでいる、岡田メソッド。もう3週目、写真は背表紙。↓



最初に書いてあるけど、


それは2014年のこと。全ての始まりは、FCバルセロナでメソッド部長をしていたジョン・ビラの次の言葉でした。


『スペインには、プレイモデルと言う、サッカーの型のようなものがある。その型を、選手が16歳になるまで身に付けさせる。その後は、選手を自由にさせるんだ。日本には、型がないのか?


1993年にJリーグができた時、たくさんの外国人指導者が日本に来ました。そして彼らが発する疑問を何度となく耳にしました。


『日本の選手は、こういう時は、どうプレイすればいいかと、なぜ聞いてくるんだ?それを自分で考えるのがサッカーだろ!』


それまで、私たち、日本の指導者は、ここでボールを持ったら、あそこに蹴れとハウツーを教えてきました。

その後、実績のある外国人監督たちの話を聞き、我々は方向転換しました。サッカーは、試合中に監督がサインを出せない。作戦タイムを取れない。攻守が瞬時に変わる中で、選手が自分で判断しなくてはならない。だから、ハウツーを教えて型に嵌めてはいけない。子供の時は、教えすぎず、自由を与えて、自分で判断させよう。そして高校生(16歳)ぐらいから、チーム戦術を教えるようになりました。

ところが、ジョアンが言うには、スペインには型があり、へそれを16歳までに教えて、その後は自由にすると言う。全く逆じゃないか!


一方で、私自身、コンサドーレ札幌や横浜Fマリノスというクラブの監督をやる中で、結果を残すことに関しては、方法論がある程度見えてきました。誤解を恐れずに言えば、確率論で考えるのです。そうすれば、ある程度、結果は出るのです。


サッカーの攻撃は、相手のゴールに対して最短距離である中央を攻めるのが1番です。しかし、相手も1番怖いと思っている中央は、守備を固めてくる。相手選手のレベルにもよりますが、中央を攻めるとミスをして、カウンターを受ける確率が高くなります。


一方、今のサッカーの得点の30〜40%がセットプレーがらみで、残りの60〜70%のうち、後からパスをつないでビルドアップしてからの得点は、せいぜい15〜20%と言われています。残りはカウンターアタックなので、それを防げば失点は劇的に減ります。


そこで私は、中央ではなく、サイドから責めろと選手に行っていました。とは言え、選手はリスクにチャレンジする面白さもあり、中央を攻めたがあるものです。中盤でボールを受けた選手が中央を攻めようとすると、私がベンチから『外へ出せ!』と叫ぶ。選手は内心『うるさいな!』と思いつつも外へ出す。そうすると勝つのです。


結果が出るようになると、選手たちも、空いていたら1番に攻めなくてはいけない中央を見ることなく、サイドにパスを出すようになりました。


そんな彼らのプレイを見て、私はかなり悩んでしまいました。結果は出しているが、自分は本当に選手を育てているのか?チームを育てているのか?これで勝ち続けるチームになっているのか?どうすれば自立した選手の集まった、自立した組織になるのだろうか?



『その答えが、ここにあるかもしれない。』

冒頭で紹介したジョアンの話を聞いたとき、そう直感しました。そして、こんなふうに思い始めたのです。


Jリーグができたとき、外国人指導者たちが言っていた自分で考えると言う自由は、


プレイモデルと言う型を身に付けた上での自由だったのではないか


にもかかわらず、私たちは表面だけを真似してしまったのではないだろうか?だから、日本人は言われた事はきちんとやるが、『自分で判断できない』『驚くような発想が出てこない』と今でも言われるのかもしれない。


このメソッドを今治で試行錯誤して四年かけてプレーモデルを作り、確かな手応えを感じている岡田さん。今治に来て4年経ってジュニアユースの、U13、U15で四国リーグへ参入を果たした。


岡田さんは、

テクニックやフィジカルが、一つ一つの『点』だとしたら、プレーモデルはその『点』をつなぎ、それらの能力を最大限に発揮させる『線』のようなものです。それぞれの点を線でつなぐことによって形ができてきます、と書いている。

こちらより引用↓




これを読んでいて日課の千の顔さんの記事でも↓



同じテーマを脳科学の面からアプローチ。
偶然に喜び、内容もすごく良かったから大満足、今日は何て良い日なんだ!!

同じ土俵に立つのは烏滸がましいけど、私もオセロの早打ちがかなり強くて、数年前ネットゲームでやってみたら簡単に一級を超えて初段にたどり着いた。1分の早打ちではまさに定石を覚えて1秒で打つ必要があるし、初めの段階で定石外のことをやると必ず負ける。だから一級以上は定石が頭に入っていないと一勝も出来ん。

だから、このオートモードの強さは分かる。オートモードの先に初めて、想像力を活かせる世界が広がるのかも知れん。

そして何より、メッシはドリブルの国アルゼンチンで12歳まで個の技術を磨き、中1からスペインでボール回しを磨いたとそうなので、

メッシに憧れている息子は、小学生まではドリブルや一対一を磨くことにしよう!!という方針なんだけど、強い後ろ盾を得た気分だ。

(勿論、最初からパスありきの指導を否定するつもりはありません。)

幸い息子のクラブチームは、3年生まではパスとかポジションの練習はあまりせず、ドリブルを自由にさせてくれる。何度も書いているけど、最初はパス回されて中々勝てんけど、6年になれば中々負けないチーム作りだから、最後に勝つ為に良い取り組みだと思っている。

息子の強い身体のための発芽米!!↓



『身体に染み込んでオートモードになるまでやる』

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