この学年は苦しかったなぁ。
ヘタクソの集まり、内弁慶の集まり、良い個性を自分でダメにしてしまう集まり。
野球以外の成長が最優先じゃないといつかバラバラになってしまうと思ってスタートさせといて良かったとつくづく思わされたよ。
「中学生」がもろに出た学年でもあったね。
はっきり言わせてもらうけど、お前たちはうちじゃなかったら絶対あんな最後は迎えれんやったぞ。
ほぼ全員に共通してることだけど、自己完結が激しすぎるからそこは大人になるにつれて意識をして治せ。
大人になったときに、いつか「監督が言ってたのはこれか!」と俺を思い出す日が来るだろう。
その時はグランドに俺はいるから戻って来い。
優勝はできなかったけど、お前たちが強いのは間違いない。
おかげで、乗り越える壁が目の前に来た時は迷わず踏み出させる徹底をさせなきゃいけないってわかったよ。ありがとう。
そして、今まで引退前の大会で準優勝がなかったから、お前たちがあんなにワンワン泣いたのは正直ビックリしたぞ。(笑)
勝ちたかったのが最後まで見えてたしね。
〝勝ちたい〟と〝勝てる〟は違う。
で、お前たちに今日の教訓として覚えててほしいんだけど、
〝努力〟を〝準備〟に置き換えてこれからの野球人生を送ってほしい。
活躍するためには準備が必要
その準備は、「行動」に移して「継続」すること。
例えば単純に、今日みたいな暑さの中で
500mlの水ペットボトル一本しか持ってない状況と、クーラーボックスに氷水を入れてその中に、水、麦茶、アクエリアス、コーラ、ライフガード、冷たいタオルを入れてるのはどっちが余裕があるかな?
準備ができると必ず余裕ができる。
準備ができてないと必ず不安が出てくる。
これを野球に置き換えるだけだ。
クーラーボックス、氷水、麦茶、アクエリアス、コーラ、ライフガード。
これを準備するための行動をする必要がある。
野球と人生は本当に同じようにできてるから。
そこまで行動させて終わらせたかったけど、こればっかりは俺の指導力不足だ。
ごめん。
昨日と今日を必ず人としての成長に繋げてください。
必ず。
お父さんお母さん、素直にごめんなさい。
優勝させてあげれなくてごめんなさい。
しかし最後の4試合、1番楽しめたと思います。
それで勘弁してください。
終わりよければ全てよし。
てことで。(笑)
常翔に子どもが入団して良かったと思ってもらえると幸いです。
俺のワガママに文句も言わず付き合ってくれて本当にありがとう。
率直な意見として、今から少しずつ親たちも、今まで通りにはいかなくなります。
ここ何年もうちは親に恵まれてたんで、少しだけ俺は今、ぬるま湯に浸かってるかもしれません。
ぬるま湯に浸かってる時って自分ではわかりません。
良かったら、卒団までに2年生を支えて1年生に
本当の「常翔」を伝えてください。
1年生の親たちがそれを理解してくれるとあと3年は今まで通り、「良いチーム」を継続することができます。
良かったら常翔を助けてください。
本当に2年半ありがとう!
今年も貴重な財産をいただきました。
監督として幸せな時間を過ごすことができました。
お疲れさん!
ありがとう!
でわでわ。。。