皆さま、おはようございます。トニーです。


今日、東京は、晴れております。寒いですが、空気が澄んでいて 気持ちがいいです。


今日は、僕にとっては、お正月休み8日間の最後の日です。長期の休暇の最後の日って、「もっとこんなこともやればよかった、あんなこともできたのに・・・」と後悔、悔恨、残念、ブルーといった気持になることが、僕は多いのですね。


今朝も、5時頃に目を覚ました後、しばらくは、・・・


・クリニックの大掃除をしたかったな・・・。せめて診察室の本棚が書類などで散らかっているのを片付けたかったけど、やってないな・・・。


・クリニックのホームページ全体の見直しをしたかったし、やるってスタッフにも言ってたけど、結局やってないな・・・。


・休肝日をつくって、もっと体力・体調を整えておきたかったけど、結局 昼酒呑んで、夜ももちろん呑んでで、酒三昧の7日間だったな・・・。


・お正月休みの間に、中野北口の「昭和倶楽部」(←永ちゃんファンの間では 知る人ぞ知るお店)に行って、マスターと夜を徹して、お互いの夢を語りたかったけど、昼酒のせいか、タイミングがずれて、結局行けなかったな・・・。


と、「できなかったこと」ばかりに意識が行ってしまいました。



でも、朝日が昇って、昨日のお酒の疲れが完全に取れて、白湯を飲んで、コーヒーも飲む頃になると、体にも気持ちにも元気がみなぎってきて・・・。


そうすると、この8日間で「できたこと」に意識が行きやすくなるのですね。


・この1週間で、有酸素運動を既に3回やっている!今日やれば、週に4回だ!有酸素ゾーン(心拍数=約120)に20分以上とどまる運動を週に3回以上行うと、脂肪燃焼酵素を爆発的に増やすことができる!


・有酸素運動を定期的に続けていくことについて、十分に考えて、十分に決意することができた!


・高性能の体重計を買ってきて、ちゃんと体重をチェックしていくことを、決意することができた!


・クリニックのパソコンが1つ壊れていたんだけど、コジマ電気で、買ってくることができた!


・コビー博士の「第3の案」という、564ページの圧倒的なボリュームの本を朗読したオーディオ・ブックがあって、23時間にも及ぶんのですが、この休暇の空き時間に聴いていて、最後まで聴くことができた!


・休暇中に、ブログを7本も更新することができた!


・十分な読書ができた!


ということで、「できる!フィルター」を活性化させると、元気になりました。



毎回、前置きが長ーくって、すいません。



と、いうことで、今日は久しぶりに僕の大好きな「服部半蔵 影の軍団」についての話題です。


DVDで第1話から観直していて、全27話中、第10話まで来ました。


今日は、半さん(三代目 服部半蔵)を<時間管理>という側面で見つめていきたいと思います。(←超勝手な話題ですね。読んでくれる人いるのかしら・・・)


時間管理というと、「7つの習慣」でいう<時間管理のマトリックス>が大事になってきますね。


前にも(注)で書いたのですが、


第Ⅰ領域:緊急かつ重要な領域

第Ⅱ領域:緊急ではないが重要な領域

第Ⅲ領域:緊急だが重要でない領域

第Ⅳ領域:緊急でも重要でもない領域


ということになっています。


「7つの習慣」系のコビー博士 コンテンツで勉強をしていると、「プレイング・マネージャー病」という言葉が出てきます。


タスク(案件)をこなす能力が高くて、成果を上げて、部下を数名任された人が、陥りやすい罠ということになっています。


部下に任せても、なかなかいい結果が上がってこないので、「結局自分がやったほうが早い!」ということになって、自分で第Ⅰ領域、第Ⅲ領域の仕事を全部抱え込んでしまって、超忙しくなってしまって、長期の計画を立てたり、部下と信頼関係を築くために話を聴いたり 等の第Ⅱ領域の活動をする時間が取れなくなってしまう・・・というのが「プレイング・マネージャー病」なんだそうです。


「プレイング・マネージャー病」の状態を抜け出していくのに大事になってくるのが、<信頼して任せる>という デレゲーション(委任) なんだそうです。


<信頼して仕事を任せる>ことができて、部下が育っていくし、自分も第Ⅱ領域に時間をさける という理想的な状況を創っていくのに大切になってくるのが、「エンパワーメント」 と 「アラインメント」 だそうです。


「エンパワーメント」 というのは、お互いの「能力」と「人格」に対する十分な信頼があって、その信頼関係の中で、やる気・元気が出てくる状態だそうです。


「アラインメント」 というのは、そのように十分な信頼関係がある中でエンパワーされて、皆が やる気が高まった状態で、さらに 組織としてのミッション(貢献すべき方向性) を皆で共有できている状態のことを言うのだそうです。


そして、そのような 「エンパワーメント」 と 「アラインメント」 がちゃんとできる リーダーのことを、「サーバント・リーダー」と言うのだそうです。部下に仕える(つかえる)リーダーとのことです。


プレイング・マネージャー(自分で何でもやろうとするリーダー)の状態をできるだけ早く脱出して、サーバント・リーダーになりましょう!そのためには、お互いの「能力」と「人格」についての十分な信頼が必要で、そういう信頼関係を築くためには、まずリーダーが部下の話を真剣に聴いて、部下のことを本当に理解することが大切!


なのだ、そうです。(僕なりの今の時点での落とし込みで書いているので、不十分な点もあるかもしれません。)



でも、でも、でも、現実には・・・。


クリニックの院長をやっていたら・・・。


大半の時間は診療(第Ⅰ領域)に取られるし、お給料の計算(第Ⅰ領域)もあるし、書かないといけない書類(第Ⅰ領域)も多いし、クリニックには色々 患者さん以外からも電話がかかってきて その対応(第Ⅲ領域)もあるし、他にも雑務(第Ⅲ領域)も多いし、仕事が終わったらクタクタで、ストレスを飛ばすために、呑み屋に行く(第Ⅳ領域)しかないし・・・第Ⅱ領域に回せる時間も体力もホンの わずかになりがちで・・・


クリニックの院長をやっていたら、プレイング・マネージャーにならざるをえないし・・・


サーバント・リーダーになれって・・・冗談じゃない!


とか、愚痴が出てきそうなんですが・・・。(実際に愚痴っていますが・・・)



そこで、参考にしたいのが、ズバリ、「半さん」なんですね。


半さん(千葉真一 扮する 三代目 服部半蔵)は、お風呂屋「雉の湯」の経営者としての仕事をこなしつつ、全国に散り散りになった伊賀一族の忍者たちの 心のケアもして、協力をあおぎ、徳川幕府転覆をたくらむ闇の勢力と戦って、天下泰平を守り通していくのですね。


半さんは、番台にもあがるし、お湯を沸かすための 薪(まき)の調達もするし、薪割りもするし、お風呂のお客の将棋の相手もするし、・・・。


そして部下に命じるんじゃなくて、自分も率先して敵と戦うし、伊賀一族の不満分子の話もしっかり聴いてケアするし、幕府の偉いサンと掛け合ってお金の調達もするし、さらに <服部家の再興を目指すのではなくて、天下安泰を影から支えて、世の中を影から操る立場に自分たち伊賀者はなって行こう!> というミッションを作って、伊賀一族の忍者たちとしっかり共有できているのですね。


うーん、ここまで書いてきて・・・半さんは、バリバリのプレイング・マネージャーのようで、実は、エンパワーメントもアラインメントもちゃんとやっているのですね。ビックリ!!


実際に、地方の 闇の勢力と戦いに行くときは、半さんはじめ軍団員は江戸を離れるのですが、その期間は、お梅ちゃんという 雉の湯の看板娘と おりんさん という近所の髪結い屋の女将さん(樹木希林さんの はまり役)が手伝いに来て、お風呂屋さんは全く問題なく回っているのですね。


そして半さんは、忙しそうだったり、機嫌が悪かったりは全くしなくて、いつも余裕の笑顔なんですね。


おー!半さんの時間管理、是非その秘密を探りたいですね。


結局、相手の話を真剣に聴く、信頼関係の構築、エンパワーメント、アラインメント、サーバント・リーダーシップ・・・ということになるんですかね。


だれか、「7つの習慣」 と 「服部半蔵 影の軍団」 の両方のフリーク(オタク)の方はいませんか!


是非、語りましょう!



ということで、今日も長ーいブログになってしまいました。いったい誰が最後まで読むんだろう?って自分でも思います。


万が一最後まで読んでくれた、あなた!あなたには、本当に感謝します。ありがとう。


♪どんどこ ドンドン どーん!




(注)「できる!フィルター」について:微妙に心理学用語というか、NLP的な考え方を解説なしで、書いておりましたので、解説しますね。


人間の脳は、コンピュータと違って、同時に多くの情報を処理することはできません。なので、フィルターをかけて、情報の量・数を減らして、処理しているという考え方があります。


ここで、「できる!フィルター」 と 「できない。フィルター」という考え方があります。


「できる!フィルター」が活性化している人は、過去の出来事の記憶の中で、できたこと、うまく行ったこと、つまり楽しかったこと、にアクセスしやすいんですね。


「できない。フィルター」が活性化している人は、過去の出来事の中で、できなかったこと、うまく行かなかったこと、つまり つらかったこと、にアクセスしやすいんです。


同じ1人の人間でも、「できる!フィルター」の方が活性化したり、逆に 「できない。フィルター」が活性化しちゃったりすることがあります。


単純に言って、「できる!フィルター」の方が活性化していた方が、楽しいし幸せですよね。フィルターは過去の出来事の情報に働くだけではなくて、同時に現在、未来にも働くので、「できる!フィルター」が活性化していると、「これ面白そう!できるかもしれないからやってみよう!」 と積極的になれるし、 「何だかんだ言ったって、私は幸せになることができる!」と安心感を持って自分の将来を考えることができるんですね。


ここまで話したので、「できる!フィルター」を簡単に活性化させる方法を話しますね。


方法1:過去に「できたこと」をリストアップしていく。

この世に生まれてくることができた!歩けるようになることができた!日本語がマスターできた!運転免許を取ることができた!・・・「できる!」という感覚・感性がカンタンに高まります。


方法2:簡単なことでも、できた瞬間に「できた!」と喜んで印象に残すようにする。

「自分の家にちゃんと帰ってくることができた!」「Suicaで一発でスムーズに改札機を通ることができた!」って数時間だけやるんです。ちょっと おめでた過ぎて 笑っちゃうかもしれませんが、しばらくやっていると「できる!フィルター」が活性化して、楽しかった思い出ばかりが 浮かんできやすくなります。


あらら、(注)も長ーくなってしまいました。


万が一、ここまで読んでくださった あなた!本当に感謝します。ありがとう。