2008年06月30日

洗脳支配 / 苫米地英人

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日本人が英米によるマインドコントロールを受けているか否かは別として、この本に書かれている内容は概ね事実である。

明治維新後の日本を支配してきたのは薩長閥。
その流れが現在も続いているのか否かも残念ながら知らないが、幕末の特に後半では薩長と幕府がイギリスとフランスの代理戦争の色彩を帯びていたことは間違いない。

金融政策が世界の経済に影響を及ぼす米国FRBが、実は民間企業であり、その株主はほとんどがロスチャイルドとロックフェラー傘下の銀行であったことはほとんど知られていない。
これは、現在も株主の持ち株比率などは公開されていない。
これはなんなのか。

郵政民営化の際に、日本のお金がアメリカに食い物にされるという評論も目にしたが、これは正しくない。
日本国債のみでしか運用できないその資金を、将来的に米国国債の買い入れに利用したい、というのが本当のところだろう。

陰謀論だの、荒唐無稽と言って全て否定してしまうのは簡単だが、世界はもっと深いところで動かされている、という筆者の言い分には賛成だ。

結局イラク戦争にしても、石油と自国の景気浮揚が理由だった、とグリーンスパンにまではっきり言われてしまった。




洗脳支配ー日本人に富を貢がせるマインドコントロールのすべて
苫米地 英人
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5 面白さ抜群の世界地図
4 書いてるのが洗脳の手法に詳しい人だから…
4 経済隷属のメカニズムを知る
3 大枠では目新しい話じゃない
1 良く出来た小説です


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2008年06月27日

エブリ リトル シング / 大村あつし

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IT関連のライターをされていた大村さんが書いた初の小説。
内容については賛否両論あるようだが、純粋に読み物として完成度が高いと思う。
成功哲学関連の一冊として読むと確かに物足りなさはあるものの、人生訓を含む小説として捉えると素晴らしい。

「人生を変える6つの物語」が収められているこの本は、とにかく話が優しい。
読んで救われる話のオンパレード。
そして、登場人物は緩やかに柔らかくつながっていく。

一生懸命がんばっている誰かの行動が、どこかの誰かの幸せにつながっている

こう書いて思い出したが、このテーマはミスチルの「彩り」の歌詞にぴったりだ。
この本を読むときにはミスチルの「彩り」をイメージしながら読むと良いかもしれない。

通勤電車の中で読んで、昼休み中にも開いて続きを読んだ本はそう多くない。




エブリ リトル シング
エブリ リトル シング
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大村 あつし
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4 ティーンエイジャー向け。
4 ちょっと疲れた青少年達へ
5 ITライターの短編小説集と侮るなかれ、買って損はない!
5 心の処方箋
5 ポジティブな涙に包まれる


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2008年06月25日

立川志の輔 独演会

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そういえばもう一週間も前だが、よみうりホールで立川志の輔の独演会を堪能してきた。
寄席に行ったこともないので落語好きとまでは言えないが、TBSの「落語研究会」は忘れない限り録画して見ている。

子供の頃「笑点」なんかで見る落語は、古臭い感じがして見る気がしなかったのだが、中学の頃に見た枝雀師匠の落語を見てから、落語に対する認識が全く変わった。
落語とは、こんな面白いものだったのか。

抽選でやっとチケットが取れた志の輔師匠の落語は、素晴らしいの一言だった。
面白い。本当に面白い。

「お菊の皿」は爆笑の連続。
たった一人であれだけ笑わせることが出来るのだから。

そして〆は人情話の「蜆売り」。
蜆売りの子供の手のあかぎれが本当に目に浮かび、ハンカチで目頭を押さえる客がちらほら。

次はいつチケットが取れるだろう。
その前に寄席に一度は行っておかなければ。





志の輔
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2008年06月20日

壊れゆく医師たち 岩波ブックレット

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医師不足は切実な、また身近な問題として危機感を覚えている。
娘が通う病院でも、重い症例の多い科の医師の人数が目に見えて減ってきている。
その病院を含む基幹病院では、激務のために看護師の退職が多い、と新聞記事にもなっていた。

もっと費用負担しますから、「お願いですからやめないでください先生」と言う気持ちになる。

特にニュース等、最近話題にのぼる産婦人科医の不足。
実は、分娩あたりの産婦人科医の人数は昔と比べて減っていないのだという。
それでは何が問題化というと、出産の高齢化に伴う分娩のハイリスク化。
40歳を超える出産も珍しくない現在、一例ごとの分娩が以前にも増して医師のエネルギーを奪うことになっているのだそうだ。

それに加えて、医局制度の弱体化。
大学病院を頂点とする、関連病院への医師派遣機能が低下してしまったが故の医師不足も背景にはある。
医師の当直明けの外来診察などがあることは知っていたが、当直が無給で行われていることは初めて知った。
医は仁術だとは思うが、医師をボロボロにしては本末転倒。
当直からくる肉体疲労に加えて、無給であるため他の病院でのアルバイトが必要になる。
この制度の改正のために研修制度を取り入れたものの、現在のところうまく機能しているとは言いがたい。

ここはひとつ、制度変更を行った厚生労働省に考えてもらうのは当然として、我々国民も世界に誇る「国民皆保険制度」の維持のために、医療費の抑制と適切な医療費の上昇には理解を示さなければならないのだと思う。

盲腸の手術のために、海外の病院に行くような事態になることだけは避けなければならない。





壊れゆく医師たち (岩波ブックレット NO. 718)
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4 読みやすく、為になる。


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2008年06月17日

感涙食堂 

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この本は、外食時の「感動体験」エッセイを募集し、優秀作を集めたもの。

皆さんが書かれたエピソードは本当に心を打つ。
それは「食べること」はやはり「命」や「生きる」ことと同じだからだと思う。


たいそうなレストランではない。
定食屋であったり、ファミレスであったり、街の喫茶店であったり。


自分の時給を回してまで、放課後のカツ丼を食べさせてくれていた母親に感謝して涙する不良高校生。

離婚した父親に向かって、ファミレスで「お母さんいなくていいよ」と言うけなげな小さな女の子。

癌で亡くなる前の最後の外食で「玉子かけご飯」を頼む父親。


食べることは生きること。
そう意識しながら日々を送ると、コンビニの食事だって心の栄養になるんだ。




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生活文化出版
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4 たまにはこんな本もいいのかも知れません
5 ティッシュ無しでは読めません。
5 思い出に残る飲食店とは?
5 今までにないグルメガイド


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2008年06月15日

生き方上手 / 日野原重明

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ベストセラーの日野原先生の本。
今更ながら読んでみる。

日野原先生は1911年生まれ。
もうすぐ100歳。
本当に現役として活躍されていて、エスカレーターも使われない。
歩く歩道よりも早く歩いて追い抜くのが快感だとおっしゃる。

日野原先生の言葉が、ひっかからずにすんなり通って読む者の心に落ちるのは、単に先生がお年を召しているからだけではない。
病気で苦労する様々な方の話を日々聞いて来られ、その他人の辛苦を疑似体験するために、たくさんの人生を送ったかのような経験を積むことが出来たからだという。

全ての病室が患者のことを考えて個室の聖路加病院。
しかも、全ての病室に差額ベッド代が必要なわけではない。
そして、この本に書かれてはいないが、地下鉄サリン事件の時の患者受けれ体制の一早い確立。
すべて日野原先生の功績だ。

日野原先生には、まだまだ長生きしていただいて、日本の医療のお目付役を担っていただきたい。



「希望」はあまり多くを望みません。いわゆる身のほどを知った上で望むのが希望と言うものですから、希望はほどほどのところで満足することを知っています。いまあるもの、あることに感謝し、「その半分でも満足です」と言える控えめさを持っています。それでいて、どんな小さな希望も、十分にしあわせを与えてくれます。
同じ「望む」というのでも、ないものを無理にでも手に入れようとする「願望」とは大違いです。
「願望」は欲深で貪欲なのです。








生きかた上手
生きかた上手
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日野原 重明
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5 すばらしいです☆
5 生き方」の教科書になる本
5 患者さんの死に学ぶ方法とは・・・
5 生き方下手の自分にはとても有り難い本
4 ある意味いいことを言っているが、目新しいことは特に言っていないと思う。




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2008年06月08日

東井義雄 一日一言

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とある学校で水泳のクラス対抗リレーがあった。
その時に、みんなが言い出して決めたのが、身体不自由の生徒A君。
変な格好で泳ぐのを見て、みんなで笑ってやろうという意地の悪い魂胆からだ。

最後にA君が飛び込んで泳いだ。
皆が笑った。
ブザマな格好で泳いでいるA君を見て、皆が笑った。

その時に、背広を着たまま、プールに飛び込んで、そのA君の横について励まし続けた人がいた。
それが東井義雄校長。
その生徒がゴールにたどり着いた時には、今まであざけっていた人が粛然として、誰一人声を出すものがいなかったと言う。


そんな東井義雄先生の言葉を「東井義雄 一日一言」としてまとめたこの本。
東井先生の温かさを感じることが出来る素晴らしい内容だ。
こんな校長先生がいたら、素晴らしい学校になることは請け合いである。



川は岸のために
流れているのではない
川のために岸ができているのである

子どもは
学校のために来ているのではない
子どものために
学校があるのである



「喜ぶ」と「ほめる」は似ているようですが別ものです。
「喜び」は全身全霊のもので、「ほめる」は口先の問題です。
子どもは「ほめる」と「喜ぶ」を敏感に感じ分けます。
喜びにであうと、それは子どもの命をゆさぶります。
そして、教師の喜びがそのまま子どもの伸びるエネルギーに代わっています。



一番はえらい。
でも
一番よりえらいビリもある。





東井義雄一日一言―いのちの言葉
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5 この本を待っていた!東井義雄先生の至言に出逢えてうれしい!








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2008年06月02日

教室の悪魔 / 山脇由貴子

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著者は児童相談所の現役の児童心理司。
現実の事例を多数見た上で、いじめを「教室の悪魔」と定義して解決への道筋を示してくださっている。

幸い、私は娘がいじめを受けたことはない。
それでもいじめに関する本を何冊か読んでいるのは、いざ「そのとき」に適切な行動をとるがため。
子供は必ずいじめの事実を親に隠そうとする。
それは、本人が更なるいじめのエスカレートを避けようとするためである。
特に、親が子供思いだとわかっている子供は、余計に親に隠そうとするそうだ。
だからこそ、「そのとき」のために何らかの兆候でも見逃さないようにしたい。

本書の第2章に出てくるいじめの実例の数々は、おぞましい。
このようなことが学校で実際に起こっている現実に目を向けなければならない。
そして、何よりも子供をいじめから守らなければならない。

第4章では、解決の実践ルールが示されている。
著者が実際に行動しているために、アドバイスは具体的。
まずは、なによりも学校を休ませること。
「死にたくなる」ような場所に行かせるくらいなら、家で寝かせておいたほうが良い。

しかし、どのように子供からその兆候を読み取るかが問題だ。
やはり、毎日毎日子供と向き合って話すことが一番大切なことなのかもしれない。





教室の悪魔 見えない「いじめ」を解決するために
山脇 由貴子
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2 物足りない内容
5 もっと
3 陰湿ないじめ、それは日本そのものである
3 いじめの構造を複雑化しないように…
5 かつて私はいじめられっ子だった!


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