私的総評「しあわせな結婚」 | “GIGS”CASE OF JOGIH

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「しあわせな結婚」


評価の記号は全て以下の通りです

★めっちゃ良かった

◎良かった

○フツー

△イマイチ

「しあわせな結婚」は

阿部サダヲの好演と松たか子の怪演でした。

ネルラという女性に魅了され続けた10週間

だったと思います。

原田同様に視聴者である自分もそうだった

なと。

言葉数が少ないのとリアクションがちょっと

ズレてるので、どういう女性なんだろうと

気になって仕方なかった。


本作の当初のタイトルは「ネルラという女」

だったそうで。

脚本の大石さん考案だそうですが関係者に

大反対されて今のタイトルになったと。


けど最後まで視聴した今、大石さん作の

タイトルも納得です。

隠れタイトルでいいんじゃないかな。

公式に出すと視聴者もそういう目で観て

しまうだろうから。


“ネルラという女”に魅せられた男達の

物語、観察記でもあったのかな〜と。

原田を始め、布勢、黒川刑事がネルラと

いう女に振り回される様。


布勢も大悪人のように描かれていますが

ネルラに才能を封じられた、と見えなくも

ない。

模写されたぐらいで自ら絵を描かなくなる

っていうのがそもそも自落ちですけどね。


では正式なタイトルである「しあわせな

結婚」はというと。

家族が犯罪者、もしくは容疑者な時、

自分はどうするのか、という話だった

のかな〜?

主人公は法律家で法律を武器に妻を守ろう

と奮闘し夫婦生活の続行を望んだ。

けど妻はかなり特殊な人格で家族構成、

家族の環境も特殊。

そして思考もかなり特殊でした。

主人公の戦いは周囲(警察や真犯人)とでは

なく妻と取り巻く環境とだった。


それで真実が明らかになった時、妻と対立

してしまって離婚してしまうも、主人公の

“粘り強さ”でまたしあわせな結婚生活が

始まった。


“しあわせな結婚”とは結局、環境、外面

ではなく夫婦を続けようという意志が存在

するか、を言いたかったのかな?

大石さんのことだからもっと深く、大きく

斜め上なメッセージかもしれません。


自分としては隠れタイトルの「ネルラという

女」という作品として視聴してました。

という総評とします。