「潜入兄妹」総評-2024秋ドラマ- | “GIGS”CASE OF JOGIH

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潜入兄妹

<評価段階>
★めっちゃ良かった
◎良かった
○フツー
△イマイチ

潜入兄妹は
フツーな作風ではなかったですが良かった、
まで届かなかった・・・というより最後イミ
フ過ぎた。
ちょっと未だに理解できません。
ラスト15分でひっくり返し過ぎ、詰め込み
過ぎで。

徳井さんでよかったんじゃないのかな、九頭
竜の正体。
演じ屋という特技持ってるし、それはそれで
納得できたけどな〜。
「オクラ」と一緒で裏をかく事に一生懸命
過ぎる作品な印象を最後の最後で烙印せざる
を得ないかな〜。

ターゲットを騙す案を起案
>それを見破られる
>を想定してダブルトラップで成功

この図式でずーっと進んでて途中からハラハ
ラ感は薄れたと感じたのは確かですが、どう
いう手口でダブルトラップだったのか、とい
う見方は成立してたように自分は思います。

最終回という事でダブル、トリプル、4重
どんでん返しを仕込んだのかもしれません
が。ちょっと頭がついていかず。

ミッチーが黒幕って事ですが上官の2人も
グル?最後殺された描写でした。
3人とも賄賂受け取っててミッチーだけ
バレて主人公父を殺す、というヘマを
やらかしたんで、ミッチーを鳳凰と同じ
牢屋へぶち込んで鳳凰に殺させた?
トカゲの尻尾切り?
幻獣、九頭竜双方壊滅させようとしていたの
は裏の繋がりの証拠隠滅?
詐欺集団撲滅というのは立派な大義名分に
なる?

で、殺したのは?
幻獣の残党?警察のさらに上の部門?
最後幻獣のコックがボスらしき描写が
ありましたが彼が幻獣か九頭竜の残党もしく
は新しいボス、それとも第三勢力?

等等、謎のまま、視聴者の想像にお任せ的な
終幕でした。
視聴者の想像に任せる、というのはもっと
繊細な心のうちを描いた作品等の余韻に
浸れるモノでこそ威力を発揮するのであって
本作はただの放置仕事ではないですかね?

とまぁ、総評にも関わらず?マークだらけ
となってしまいました(汗
それだけよぉわからん作品でした。
サスペンスものは途中までは面白いんです
よ、続きが気になって。
が最終章で種明かしされると途端にくだらん
話に成り下がる、の典型例だと思います。

幻獣幹部は意外とアットホーム、というか
絆がある、仲間への執着がある(あくまで
幹部内の範囲)描写で、部下や末端への
扱いと雲泥の差で。
それぞれの暗い過去もそれなりに丁寧に
描かれていて「あぁ、コイツら愛情に飢え
てて、それの裏返しで闇堕ちしたんだ
なぁ」と。

鳳凰と青龍には幼少時の虐待が背景に
ありました。
そこで手を差し延べる大人も居ず、悪の道
へ進んでしまいました。
腕力の強くない子どもだからといって
虐待されるわけですが、それを放置すると
やがて大人になって社会へ復讐にやって
来るというメッセージだったのかな。

「ライオンの隠れ家」では虐待から子ども
を守ろうと奮闘し成功して前途は明るい
という物語でした。

子どもを守るのは大人の役割、より良き
社会の構築の為、みたいな事を少し考え
させれた・・・かな?

いや、それにしても真犯人について疑念も
再燃。
そういえば鳳凰が「幹部に引き上げようと
した男がかつて居た、そいつは潜入捜査官
で俺が殺した」って言ってました。
アレはウソだったのか?
何のために?

鳳凰は心底、2代目九頭竜(ミッチー)を
憎んでいたはず。身代わりにウソをつく
とか考えられません。
また、その時点で貴一らを潜入捜査官だと
は見抜いていないのでハッタリとして
発言する可能性もない。
やっぱり設定破綻してませんかね?

というワケで。
途中までは割と面白く視聴してました、
社会的なメッセージも感じつつ、やっぱり
よくわからんドラマだったなと総評します。