このような、世界の片隅どころか、

地下1000mあたりに潜む?しがない日記に

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本日は焼き肉弁当。 


少しコチュジャン入れすぎた、ヤバっ
辛すぎてマズいかも、と息子に注意喚起すると
「それはない」と愛想なく一蹴されてしまった。


漬け玉子は昨日食べ切って本日はなし。


その替わりのハムエッグ、ケチャップ挟みで。




父親には私も部下も透明人間だった話 ②


学生の頃、
ビートルズが流れるイギリスパブ風の居酒屋でバイトをしていたことがある。


当時(25年も昔なので)珍しかったギネスビールやコロナビールなど
外国ビールも出していて、
洋風の酒の肴、スペイン風オムレツだの、オーブンポテトなどをだしていたような気がする。


客層はわりと落ち着いた年配の人や
サラリーマンが多かった。


胸に名字の名札を付けていて働いていたのだが
ある日、その名札に目を留めた仕事終わりのサラリーマン風の集団に声をかけられた。


男「あれ?もしかして、●●さんの娘さんですか?●●会社の」

私「はい、そうです」

男「いやー、僕ら本当に●●さんにはお世話になっておりまして」

突然、酒のお替り以外で声をかけられて驚いたが
どうやら彼らは父親の属する会社の部下のようだった。


父親は高速道路の電光掲示板やらをつくる

いわゆる道路公団と引っ付きもっつきのような会社のエリア支店長をしていた。


日本の経済成長と共に大きくなり
今まさにあちこち老朽化で問題となっている
トンネルやら橋やら全部に引っ付いている。


糞母はだからこそ?いつも盲目的に
「敬え」と言っていたわけだ。
 

そんな父親の仕事関係ならば
ますます失礼があったら糞ほど怒鳴られる。
慌てて、

「いつも父親がお世話になって…」

なぞの、形式ぶった挨拶をしようとするも、



男「ここにいる奴らはみんな、あなたが犬になれば、ワンって言いますよ!アハハ…」


と相手にすかさず言われてしまった。


多少酒が入っていたこともあるだろうが、
酒屋の一店員にそんなことされても困る。


「いえいえ、滅相もございません、お客様にそのような…」


慌てて返答をしたものの
後になって思うのだ。


その子どもに犬になれ、と言われれば犬になる、と
親しみある?本当に信頼している上司の娘に言うだろうか。


そこには諦めと、小馬鹿にしたような
そこはかとなく漂う憎しみしかないじゃないか。


なんの意見を言っても聞く耳をもたない、
相手を見下げるか、見上げるかしかない
相手をありのまま見ずに透明人間化させるのを得意とする
糞父の傲慢な姿が垣間見える。


私は犬以下のゴミ扱いだったが
外でもボロが出る人(こいつは見下していい、とした相手には)には出ていたのだろう。


「若い頃、俺を酷い目に遭わせた奴らは、後々みんなリストラしてやったからな、ハハ」


よく上記の内容を自慢していた。


その話を娘にして、なんの得があるのか今になってみればわからん。


「目には目を、歯には歯を、やから」


自分自身の傲慢さ、
暴力性を相手のせいにする。
むしろ自分は被害者ヅラする。


相手が悪いから攻撃しても良いとは論理的なようで破綻している。糞ほどよく言う。


但し、当事者の子どもにはわからない。


大人なれば、こいつは馬鹿だ
話にならない、距離をとろう、となる。


相手に自分の都合の良い決めつけの器を被せ、
勝手に怒鳴り、勝手に威圧する。
相手は意見などいえず、ただのイエスマン
もしくは、そう
犬になる以外はない。


ヤツの前では、な!


外では、きっとビール片手に
あいつありえへん、
などと言われていたんじゃないだろうか。
目前では犬のふりをしてやるが、後で噛みつく気満々の。


酒のツマミになるならまだいい。
相手を惨めにさせ透明人間化させるのが得意なだけに
いつまでも気になった男との会話。


ビートルズが流れるたびに思い出す。


あの客の冷ややかな笑みとまなざし。


そんな目前の人間を犬にする父の末路は
どうなったか。


そんな酷い目に遭わされた方々、
部下の皆さんがやっぱり、というほかない
惨めな最後だ。


相手への愛や思いやり、リスペクト、
これは人生の後半になって積み上げられたのか
そうでないのか答えが還ってくる。


自身の宿題をやってないやつは
相手に自身の課題を押し付けて
黙殺し続けて逃れたつもりでも必ずあとあと破綻する。


何もないところには、
何もない。


それも当のご本人が選んだ人生なのだ。