実家を売ることになって、今まで置き場にしていた親の遺品の整理をしてきた。
まずお仏壇を持って帰る。母が認知症で特養ホームに入ったタイミングでもともとあった大きいお仏壇を小さい、机の上におけるほどのサイズにした。なので今度は私の家に持って帰るけど大して大変ではない、私の趣味部屋(元子供部屋)に置こうと思う。
親の愛用品(眼鏡、アクセサリー、本)、あと写真。
普通に日常使っていた普通の日用品のようなものは親が亡くなった時点で処分した。一部は今私が着てたりする。
父親が写真が趣味だったので膨大な量の写真、アルバムがある。(人が写ってないのは処分しよう)
父が独身時代から、母も独身時代からのアルバムがある。
わたしが孫の写真を生まれたときから送り続けて、うちの子供4人分の赤ちゃん時代から小学生ぐらいまでの写真。
家族で実家へお泊りした時の写真。
誕生会(両方の親、私たち、子供)の写真、一歳の時は盛大にごちそうを並べてやりました。
節句の時の写真。
一緒に行ったお祭りの写真、みたいな家族、親族の記念写真がいっぱい。
その上私が結婚後、両親がどっかへ旅行した時の集合写真(老人会とか趣味の会)楽しそうないい笑顔でうつっている、それと顔も知らない親戚の婚礼写真、(知っている親戚の婚礼の集合写真は貴重)などなど、段ボール箱に4箱いっぱいに詰まっている。さらに昔ながらのでかい、分厚いアルバム。(私の成長記録を含む)
これ一体どうしよう、少なくとも捨てたらもうそれっきり。特に子供のころは親戚付き合いも盛んだったのでそれはもうたくさん写真があって、かなり故人の写真が多い。
仲良くしていた従兄やかわいがってくれた祖父母、おじさんおばさん、懐かしい顔を見ると処分なんてできない。
けど次の世代にはまったくもって必要ない大量の写真。
「データー化すればいいじゃん」と娘は簡単に言うけれど、そっちの手間もそこそこかかると思う。きっとまた放置。
写真の中でもう会えない祖父母やおじさんおばさんの笑顔を懐かしく見る。
手元に写真があればまた顔を忘れずに見ることができると思う、データ化してみるかなあ?
でも、いままで忘れていたのにね。
掘り起こしてみれば自分の大切な過去。
知らなかった親の顔も。
さあどうやって片付けようかまず家に入れてそれから考えよう。