ボクシング】世界選手権金の坪井智也「KOは狙うのではなく流れ」13日にプロデビュー
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21年ボクシング世界選手権で日本人初の金メダル(バンタム級)を獲得した坪井智也(28=帝拳)が「プロ仕様」の初披露に自信を示した。13日、東京・両国国技館で開催されるU-NEXT BOXING2大会でプロデビュー。WBOアジア・パシフィック・バンタム級2位ブーンルエン・ファヨン(26=タイ)との117ポンド(約53・07キロ)契約体重8回戦を控える。12日には東京ドームホテルで前日計量に臨み、約300グラム少ない52・7キロでパス。ブーンルエンは200グラム少ない52・8キロでクリアした。 対戦相手と初対面を果たし、約13秒間のフェースオフ(にらみ合い)も展開。2度握手も交わして健闘を誓い合った坪井は「もっと大きいと思っていたら、思ったよりも大きくなかった。今まで(アマの)当日計量しかやったことなかったので前日計量は新鮮でした。リカバリーもやってなかったので。しっかりと考えながら戻せるので、そこも楽しみ」とリラックスした表情を浮かべた。 ブーンルエンは14勝すべてがKO勝ちという強打者タイプ。アマとは違い、初めて8オンスの小さいグローブでの戦いとなる。坪井は「何度、動画をみてもパンチが強い。明日は初めてのプロのリング、プロのグローブなので。そこは経験がないので、しっかりと気をつけたい。パンチの強い選手とは、アマでいっぱいやってきた。その経験というのは僕にとって大事なものなので。グローブの薄さとパンチ力を警戒しながら、楽しくやりたい」と何度もうなずいた。 2月のプロテストは12年ロンドン・オリンピック男子ミドル級金メダリストで元WBA世界同級スーパー王者の村田諒太以来となるA級(8回戦以上)で合格した。日本ボクシングコミッションから国際大会での実績を認められてのものだ。村田はA級ライセンスながらも6回戦(B級)でプロ初陣を迎えたため、坪井はA級ライセンスで8回戦以上でデビューする初の選手となる。 アマの3回から一気に8回という長丁場の戦いになるものの、坪井は「長い回数をやってみたい。今まで長い回数をやったことがないので。8回を通して何ができたか、何ができなかったかをしっかりと確認しながら1個1個やっていきたい。なめてかかるようなような相手ではない。しっかりとアジャストして、僕自身が何ができるかできないか。しっかりとやっていきたい」と決意を口にした。 史上初の世界選手権金メダリストのプロデビュー戦だけに結果だけでなく、試合内容も注目されている。坪井は「僕は、もともと好戦的なスタイルでやってきて、そういう感覚はあると思う。そこは自分の感覚に任せてという感じ。KOは狙うのではなく流れ、しっかりと戦略を持って相手を上回っていきたい」とプロ仕様で白星デビューする覚悟を示した。
寺地拳四朗、勝負メシは1万5000円の抹茶タルト ユーリ阿久井政悟との統一戦へ「圧倒する試合が一番」
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◆プロボクシング ▽WBC&WBA世界フライ級(50・8キロ以下)王座統一戦12回戦 WBC王者・寺地拳四朗―WBA王者・ユーリ阿久井政悟(3月13日、東京・両国国技館) WBC&WBA世界フライ級王座統一戦の前日計量が12日、都内で行われ、WBC世界フライ級王者・寺地拳四朗(BMB)は、リミットより200グラムアンダーの50・6キロ、WBA同級王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)は100グラムアンダーの50・7キロでパス。勝てば井上尚弥に続く日本人2人目の複数階級での統一王者となる拳四朗は「圧倒する試合が一番。倒せたらいいが、無理にはいかない」と意気込みを語った。 計量後のフェースオフは約15秒。ともに表情を変えなかった。最後はがっちり握手して別れ、拳四朗は少し笑顔を見せた。フライ級転向2戦目で「思ったより(リミットより)アンダーになった。最後も動けたし、昨日も200グラムぐらいご飯を食べた。ライトフライ級に比べたらだいぶ楽になった。気持ち的にも余裕ができるしありがたい」と好調をアピール。「とりあえず計量が終わった。よっしゃー、みたいな感じです」と笑顔を見せた。 計量後は、高級スイーツと自炊の食事と試合に備える。「1万5000円の抹茶タルトがあるんですよ。すごい人気のやつ。この時のために、ネットで買いました」。浅草にあるお濃茶スイーツ専門店「雷一茶」の「お濃茶タルトホールケーキ」を“勝負メシ”として購入した。 食事は拳四朗自身で「定食」を作るという。「唐揚げもつけ込んでいて、あとは帰って揚げるだけ。醤油、みりん、生姜、あとはにんにく多めで。やっぱり濃い味がうまいやろうなと思って。肉は国産の高めのやつです。お味噌汁も、小さいカニを買って、とりあえず茹でて置いてます。いい出汁が出てるんで、めちゃめちゃうまいと思いますよ」 フライ級で4団体統一も視野に入れる一方で、スーパーフライ級で3階級制覇を目指す意向もある。今後については「色々思うことはありますけど、とりあえずはこの試合勝ってから考えようかな」と話した。 戦績は寺地が24勝(15KO)1敗、ユーリ阿久井が21勝(11KO)2敗1分け。
岩田翔吉リミットで計量パス 初防衛戦は「強いと思われる内容で勝つ」
計量をクリアしポーズする岩田翔吉(左)とレネ・サンティアゴ (カメラ・堺 恒志)
◆プロボクシング▽WBO世界ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・岩田翔吉―同級2位レネ・サンティアゴ(13日、両国国技館) タイトル戦の計量が12日、都内のホテルで行われチャンピオンの岩田翔吉(29)=帝拳=はリミットの48・9キロ、挑戦者の同級2位レネ・サンティアゴ(32)=プエルトリコ=は200グラムアンダーの48・7キロでともに1回でパスした。 「充実したトレーニングができて試合まであっという間だった。ユーリ阿久井選手、オラスクアガ選手とジムで一緒にトレーニングして、チームとしていい雰囲気でできた」と同じ興行で試合をする2人の世界王者と調整に励み、万全な状態を強調した。世界チャンピオンになってからの初試合。それでも気負いや緊張はない。「挑戦者にリスペクトを持って倒したい。世界王者として『強い』と思われる内容で勝つ」と力を込めた。 岩田とコンビを組む元WBC世界フェザー、スーパーフェザー級の2階級制覇王者の粟生隆寛トレーナーは「駆け引きがうまくなった。相手をどう仕留めていくのかが、自分から相手を崩していけるようになった」と成長を認める。スタンドにも母校・立教小学校の生徒150人を招待。ちびっ子たちの声援をバックにKO勝利を決める。 戦績は岩田が14勝(11KO)1敗、サンティアゴは13勝(9KO)4敗。
京口紘人「今まで一番フライ級にアジャストしている」…世界戦前日計量 WBO王者オラスクアガに挑戦
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◆プロボクシング ▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者アンソニー・オラスクアガ―京口紘人(3月13日、東京・両国国技館) トリプル世界戦の前日計量が12日、都内のホテルで行われ、2度目の防衛戦に臨むWBO世界フライ級王者アンソニー・オラスクアガ(帝拳/米国)はリミットから200グラム軽い50・6キロ、挑戦者の同級14位・京口紘人(ワタナベ)は規定体重ちょうどの50・8キロで、ともに一発クリアした。 戦績は26歳のオラスクアガが8勝(6KO)1敗、31歳の京口が19勝(12KO)2敗。 記念撮影のあと、14秒間のフェースオフで闘志をぶつけ合ったオラスクアガと京口。2022年11月、当時WBA世界ライトフライ級スーパー王者だった京口は、WBC王者・寺地拳四朗(BMB)との王座統一戦(7回TKO負け)以来となる2年4か月ぶり、10度目の世界戦。「体重を作れたので、あとは明日に向けて」と気合を入れた。 ミニマム級、ライトフライ級で世界の頂点に立った京口。フライ級に転向してから5戦目となるが「自分がフライ級にどれだアジャストしているかだけど、これまでの試合では一番だ(アジャストしている)と思う」と自信を見せた。世界戦については「懐かしいなという思いはあるが、いつもと変わらない」という。「平常心というか、色々と考えていることはある。ワクワクしているし、色んな感情がある」と話した。 23年1月にインフルエンサーの「あきまっくす」亜希さんと結婚。「2年少しでチャンスをいただけた。夫婦二人三脚で臨めている」と京口。減量食などの面で、妻からは大きなサポートを受けており、感謝の気持ちを口にした。「色んな経験をしてきた。(パラス=フィリピン=に)負けて、雪辱して…。色んな経験をして、今がある」と京口。勝てば、日本人ボクサーでは史上8人目となる世界3階級制覇の偉業となる。
さて明日ですか。世界戦も3つやるとどれにしようかな?同県の坪井さんに注目。このところ
静岡は木村でしたが不祥事続きで、、、
世界大会優勝。ブロで14連続KOの相手ですか?相手の倒して来た相手のレベルはわかりませんがまずはアマ世界一の実力みせて欲しいですな。
あとは統一戦、京口、ずう〰️とあいて岩田かな。
拳四朗さん有利とは思いますが、矢吹戦の二の舞だけは踏まないように、リングあがるまでコンディションには気をつけて圧倒して欲しいな。個人的には激闘よりジャブで捌いて倒してしまうボクシングの方が好きでしたが。
オラスクアガ、拳四朗に善戦して評価あげましあが、決定戦と初防衛戦見る限りではまた未知の部分が多いし絶対王者ではないと思います。 予想はわかりません、が、京口頑張れ。
最後に岩田世界戦の対戦相手がミニマムあがりばかり。勝つだろう。正直どうでも良いんです。