ドネア「高い壁になる」 尚弥の「世代交代」阻止へ自信あり!
「ボクシング・WBSS決勝、WBA・IBF世界バンタム級タイトルマッチ」(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)
世界5階級を制覇したノニト・ドネアが31日、都内の帝拳ジムで練習を公開。相手の井上尚弥が宣言する「世代交代」を阻止しての優勝に自信を示した。
シャドーと1回のミット打ちを行っただけだが、繰り出した得意の左フックなどの多彩なパンチは迫力十分。米国とマニラで計約130回のスパーリングを重ね、「思っていた以上に自分を高いレベルに持って行けた」と手応えを感じていた。
尚弥を「信じられないほどすばらしいファイター」と絶賛し、「世代交代」宣言にも「悪いことではない」と理解。だが、「若い世代にとって我々の世代が壁になっているのは事実。私はその壁をより強固に、より高く作り上げている」と闘志を燃やし、「自信はある」と断言した。
視察した尚弥の父・真吾トレーナーは「パンチは強そう。すべてのパンチを警戒しないといけない」と冷静にコメント。大橋ジムの大橋秀行会長も「左フックはすごい。絶好調なのは間違いない」と評価し、「(判定は)ないだろうね」と、KO決着を予想した
井上拓真の相手ウバーリが来日 カザフスタンで「仮想拓真」相手に調整
◆プロボクシング・ダブル世界戦 ▽ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級(53・5キロ以下)決勝12回戦 WBA&IBF世界同級王者・井上尚弥―WBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア▽WBC世界同級王座統一戦12回戦 正規王者ノルディーヌ・ウバーリ―暫定王者・井上拓真(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)
WBC世界バンタム級暫定王者・井上拓真(23)=大橋=と対戦する正規王者ノルディーヌ・ウバーリ(33)=フランス=が31日夕、ソウル発のアシアナ航空機で成田空港に到着した。
時差調整を兼ねたキャンプ地のカザフスタン最大の都市アルマトイからソウル経由で来日した疲れも見せず、「いいフライトでした。気分もいい」と終始笑顔。初来日の感激を映像に残しておきたいのか、到着ロビーでは、一度戻って、荷物を載せたカートを押している姿を動画撮影するちゃめっ気も。「アルマトイでは時差調整も兼ねて、3週間ほどキャンプしていた。そこには練習相手も多くいて、タクマ選手と同じスタイルの選手をたくさん見つけることができた」とウバーリ。“仮想拓真”相手に、十分な調整ができたようだ。
2014年のデビュー以来、16連勝中で、アマチュア時代には五輪に2度出場している。ロンドン大会では8強入りしており、荷物の中には、フランス代表チームのバッグが誇らしげに置かれていた。映像でも相手を研究してきたというウバーリ。「タクマはいいボクサー。最強の相手になるか分からないけど、いいボクサーだよ」と、この時ばかりは口元を引き締めていた。
そういえば、拓真さんは昨年の年末以来の試合ですがウーバーリーは初防衛してるんですよね。ほんとなら1試合やっておきたいところでしたでしょうが、チャンピオンの称号がつくとノンタイトルもそうそう出来ませんからね。拓真さんの試合はダーって始まってあとはあ~あ~かわのながれのよ~に~って感じなんですよね。最近の記事ではまるで別人の様に急成長ってありましたが・・・どうでしょうか?あと6日。この試合も注目です。