京口紘人「ベルトの価値を高めることが使命」初防衛一夜明け
プロボクシングのIBF世界ミニマム級王者・京口紘人(24)=ワタナベ=が初防衛から一夜明けた1日、所属ジムで会見を行った。同級3位カルロス・ブイトラゴ(26)=ニカラグア=に8回TKO勝ち。元世界4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)のような最強ボクサーを目指すことを誓った。
会見に同席した渡辺均会長(67)からは「ロマゴンのような選手になってほしい。何連勝無敗とか。そういう選手になってほしい」と背中を押された。ロマゴンは17年3月まで46戦全勝(38KO)を誇った絶対王者。京口は「スタイル、サイズも含めて、そうやって比喩されるようになれたら。まずはミニマムで敵なしになりたい。(2018年は)このベルトの価値を高めることが使命」と意欲を見せた。
ライトフライ級統一王者・田口良一に400件の祝福LINE、次の目標は「10度防衛」
プロボクシングでWBA・IBF世界ライトフライ級統一王者となった田口良一(31)=ワタナベ=が1日、都内の所属ジムで一夜明け会見を行った。
田口はIBF王者ミラン・メリンド(29)=フィリピン=に3―0で判定勝利し、WBA王座7度目の防衛を果たすとともにIBF王座も統一。日本人3人目の複数団体統一王者となった。快挙に反響も大きい様子で「LINEだけでも400件以上来ていると思う。ゆっくり返していきたい。統一王者ということでいつもと違うのかな」と話した。
陣営の渡辺均会長(67)によると、次戦はIBFから対戦を指令されているヘッキー・ブドラー(南アフリカ)と、WBAのベルトも懸けて防衛戦を行うことが有力。2団体統一王者として防衛戦に臨めば日本人選手初の偉業となる。同会長は「できれば両方持ち続けたいが、場合によっては返上したい。13度防衛にも挑戦させたい」。田口と同じ階級の具志堅用高が持つ連続防衛日本記録にも挑戦させたい意向を示した。
田口自身は「防衛回数への思いは大きくなってきた。次は10度防衛を目指していきたい」と抱負。2団体統一王者となっただけに、さらにタイトルをまとめることが期待されるが「それができたらいいが、まず次をクリアしてから。2本のベルトをずっと防衛し続けるのは難しい。ブドラーとやって防衛したらIBFは返上してもいいのかな、とも思う」と冷静に足元も見つめていた。ただ「評価が上がるような試合をしたい。格下のような選手とはやりたくない。どっちが勝つか分からない試合をしていきたい」と、これからも強敵と戦うことを歓迎していた。
庶民派ボクサー”木村翔、初防衛から一夜明け「とりあえず引っ越しをしたい」
プロボクシングのWBO世界フライ級王者・木村翔(29)=青木=が初防衛から一夜明けた1日、所属ジムで会見を行った。同級1位・五十嵐俊幸(33)=帝拳=に9回TKO勝ち。家賃5万円で5畳1Kの部屋に住む自称「庶民派ボクサー」は、オフにやりたいことを聞かれ「とりあえず引っ越しをしたいので、物件探しをしたい」と明かした。希望物件は「夜景がきれいなところに住みたい。世界チャンピオンですからね。そこからの眺めはいいのかな」と夢の高層マンションに目を輝かせた。
昨年7月に2008、12年五輪2連覇した中国の英雄・鄒市明(ゾウ・シミン)から王座を奪取。中国では「世界拳王」などと知名度が急上昇したが、国内では有名とは言えなかった。しかし、大みそかの激闘を終えると「今日、(ジムに)来る途中にタクシー、電車でも『木村選手ですよね?』と声をかけられた」と知名度アップを実感。試合で右目の上をカットし、5針を縫っていたため「さすがに傷があったら気づくんだな」と苦笑いした。
興奮で午前7時まで眠れなかったが、LINEやSNSで「感動しました!」などとメッセージをもらい、感慨に浸った。次戦は鄒市明との再戦が有力視される。「まだまだハングリーにいきたい。これからテレビとかにも出て、『木村翔』をアピールしたい。熱い試合をしていけたら」と貪欲に語った。
3王者の一夜明け会見ですが、31日の試合は面白かった順に木村・田口・京口でしたね。木村選手の試合は素人受けしそうですし、逆に田口選手は渋かった。京口選手は決めてくれって感じで決着までに少々ストレスが溜った。
TBSになった事でW世界戦放送時間の関係で平日でも宿泊の心配が出てきた。本当に終わるの遅すぎ。初めての大晦日でテレ東が終了が遅すぎた事でかなり客からのご意見が多く翌年から早めに始め終わらせるようにしたとか(本当かウソかは知らないが聞いた話)今回も21時半までには終わって欲しかった。都内のファンでも遅いって言ってましたからね。ただTBSならテレビ放送あるし翌月再放送もあるからその点は良いですが。