今日のネタは、ギター弾く人じゃないと
わかんないっすね^ ^;

$JoeJoeの隠れ家-capo

僕は根っからのロックギタリストですが、
主としてフォークシンガーのツールだと
思われているカポタスト(以下、カポ)を
よく使います。

ギター初心者の登竜門、というか最初の
難関といわれているローコードのFを
人差し指セーハで押さえるっていうヤツ。
ああいうのを簡単にするモノ、と言えば、
少しギターをかじったことがある方なら
分ると思います。

あと、弾き語りで、
オリジナルのキーが高すぎたり低すぎたり
するときに、変調しても運指自体が変化しない
というメリットもありますね。

$JoeJoeの隠れ家-neck

こんな風に付けている様子を見れば、
ピンとくるのではないでしょうか?

でも決して、手抜きするための道具では
ありません。

かつて何かの雑誌で、元スミスのジョニー・マーが
「カポを侮ってはいけない。カポを使うことで、
ギターのサウンドを大きく変えることができる。」
ようなことを言ってました。

僕も大賛成です。
僕もそういう狙いで、今度のバンドではカポを使う
予定。
(ただし、John&Paul役にお小言を言われなければ)

例えば、Hey Judeのような曲で普通のコードで
ジャカジャカ弾くと、ピアノとウマく絡まない。

そこで、カポ登場。
コードボイシング(音の構成)が高音側にシフトする
ので、ピアノと音程域が分離された結果、アンサンブル
としてウマく絡むんです。

それは、ギターVSギターでも同じですね。

$JoeJoeの隠れ家-Roger McGuinn

ジョニー・マーが多大な影響を受けたであろう、
バーズのロジャー・マッギン。
バーズは、音がカラカラな割に厚い。
同じAを弾いても、いろんな音が鳴っている。
それは12弦ギターの多用と言う面もあるけれど、
カポをうまく使ったからではないかと。。。

$JoeJoeの隠れ家-Pete Townshend
僕の神、ピート・タウンゼンド。
彼は歪んだ音でも、余裕でカポ使います。
彼はなるべく開放弦をたくさん鳴らして、
コードの響きと音量を大きくしたいのだと
思います。



僕がカポを使いたくなった、もう一つの理由。
3フレットにカポを付けてHey Judeを弾くと、
まるでピートが弾いてるように聞こえたから。
ローコードのFと4弦3フレット基音のFは
まるで別物です。

僕のコードカッティングのスタイルは、完全に
ピートのテイストが染み込んでいるので、
余計にそう聞こえます。


カポを使うだけで、
あのビートルズ完全コピーバンドの中で、
僕の居場所が生まれた気がします。