前回のブログで、ヒロインの衣装考っていうか、「正義の『白』、情熱の『赤』」ってタイトルで、衣装の色彩によってヒロインの信念を描きたい云々といった記事を書いた。

 

 その際、象徴的な姿として、『特命探偵☆葛城アキ』のオフショットを掲載した。その後、過去の作品を顧みていたら、実はもう一つ、このイメージに合ったヒロインの衣装姿を思い出した。『電光石火☆八城忍』の寂れた公園シーンに登場する、(盟友・麻衣から借りた)私服姿のショットである。

 

 

 上のスチールの右側がそのショットだが、件の葛城アキのショットと並べると、セーターといいミニスカートといい、思いがけず共通点は多かった。まあ足回りはニーハイブーツならぬニーハイソックスだが(;^_^A、色は共に黒だったし。

 

 時期的には、『特命探偵☆葛城アキ』の次の作品が『電光石火☆八城忍』。ただ家族の大事もあって、その両作品には2年以上のブランクがあったし、スタッフを連れて監督自ら衣装探しに奔走した『葛城アキ』に対して、『八城忍』はセーラー服以外全て衣装スタッフのコーディネートだった。だからこの共通点は偶然っていうか、たまたま。でも改めて並べてみると、やはり「白」と「赤」のコーデは眩しいくらい鮮烈で煌びやかだ(;^_^A(;^_^A

 

 ところで、この両作品は上記の衣装のみならず、当方監督作品の‟広島発ヒロインアクションムービー”シリーズの中で、番外編の『YOSHIKOを探せ!!』以外、実は数少ない「ヒロインがセーラー服を‟戦闘服”として着用する」作品という共通点もある。当ブログでもあれだけ「セーラー服は学年の戦闘服だ」なんて吹聴しまくっていたのに、実際はこの2本しかなかったのである(;^_^A

 

 

 ここで、2人ともセーラースカーフ(セーラーネクタイ)が「赤」であったら、今回のブログのネタ的にはよかったのだが、『アキ』はともかく、『忍』のスカーフは紺。でもこれって監督のイメージで決めたんだから、仕方ないよね(;^_^A  作品的には「赤」や「白」より古風でやや野暮ったい「紺」が一番しっくりくると思ったし、その10数年後、こんなブログを書くなんて思いもよらなかったしね(;^_^A(;^_^A

 

 今、「新作を撮るならば」って前提でブログを書いてるけど、今回のテーマである「正義の『白』、情熱の『赤』」を衣装に取り入れるだけでなく、やはりセーラー服も重要なアイテムとして登場させたいものだ。そして『葛城アキ』『八城忍』のみならず、過去の‟広島発ヒロインアクションムービー”シリーズ自監督作品全てに何かしら関連するシーン・衣装・アイテムを登場させられれば、なんて考えている。まさに‟一人『アベンジャーズ』”を目指して(;^_^A