まぜるな危険!まぜると有害な塩素ガスが発生します | 一般社団法人 日本医療・美容研究協会 (JMB)

 漂白剤(衣類用・台所用)や洗浄剤(トイレ用・排水パイプ用)、カビ取り剤の製品に「まぜるな期間」と表示されたものがあるのをご存じでしょうか?このような表示をしている製品は使い方を誤ると大変危険で、使用上の注意点をよく読んで正しく使うことが大事ですビックリマーク

 

 【まぜるな危険】

 洗浄剤などの製品には、酸性タイプ・アルカリ性タイプ・塩素系のものがあります。このうち酸性タイプの製品と塩素系の製品を一緒に使うと有害な塩素ガスが発生します。過去には、酸性の洗浄剤と塩素系の洗浄剤を一緒に使用したため、呼吸困難になるなどの事故も発生しました。こうした危険性が消費者に明確に分かるよう、製品にまぜるな危険と表示するように家庭用品品質表示法で義務付けられています。

 

 表示が義務づけられているのは漂白剤(塩素系)及び洗浄剤(塩素系及び酸性タイプ)のうち、塩素ガス発生試験で測定した結果、1.0ppm以上塩素ガスを発生する商品です。下記の特別注意事項全てを容器ごとに、商品名が記載された面と同一の面の目立つ場所に表示する必要があります。

 (酸性タイプ)

 1.まぜるな危険 2.酸性タイプ 3.塩素系の製品と一緒に使うと有害な塩素ガスが出て危険である

 (塩素系)

 1.混ぜるな危険 2.塩素系 3.酸性タイプの製品と一緒に有害な塩素ガスが出て危険である旨 4.目に入ったときはすぐに水で洗う旨 5.子供の手に触れないようにする旨 6.必ず換気を良くして使用する旨

 

 

 【まぜるな危険と表示された製品は、必ず単独で使う】

 まぜるな危険塩素系と表示している製品を酸性タイプの製品と混ぜたり、一緒に使ってはいけません。直接混ぜていなくても、酸性タイプの製品と塩素系の製品を前後して使用しないようにしましょう。またお風呂やトイレなど水周りの掃除にクエン酸やお酢を使うこともありますが、これらは酸性なので塩素系の製品と混ざると有害なガスが発生することがあります。まぜるな危険と表示している製品は、必ず単独で使うようにしましょう。

 

 【その他の注意点】

 漂白剤や洗浄剤を使用する場合は窓を開けたり換気扇を回すなど、必ず換気するように注意しましょう。換気をしていないと、万が一有毒ガスが発生した場合に、室内に有害ガスが充満して大変危険です。その他、マスクや手袋をして使用する/大量・長時間使用しない/他の容器に差し替えて使用しないなどの注意点も大切です。危害を防止するためにも、使用前に注意事項をよく読み正しく使いましょう。(東京くらしweb抜粋)