インターネットバンキング等のインターネットを利用した金融取引サービスは手数料の安さや店舗に行かなくてもパソコンやスマホ等があれば時間を気にすることなく利用できることから人気がありますしかし「自分の口座から別の口座に振込みがされていたが心当たりがない、知らない団体に送金されていた」等の相談が寄せられています。インターネットバンキング等を利用するために必要なパスワード等が盗まれると、なりすまし等による不正利用の危険があるので注意が必要です
【パスワードの管理を適切に行いましょう】
他人からなりすまし等の侵入を防ぐには、インターネットバンキング等にログインするためのパスワードの適切な管理が欠かせません。パスワード管理における注意点等を知り、まずは利用者自身で適切な管理を行いましょう。
主な注意点
●推測されやすいパスワードは避ける(誕生日・電話番号等)
●英大文字・数字・記号を組み合わせて他人に分からないパスワードにする。
●他人から見える場所にパスワードを保管しない。
●同じパスワードを使いまわししない。
【銀行が提供するセキュリティーサービスとは?】
銀行では様々なセキュリティーサービスを提供しているので、その一部をご紹介します。セキュリティを強化するためにID・パスワードの適切な管理に加えてこれらのサービスを賢く利用しましょう。
ワンタイムパスワード
一度しか使えないパスワードのことです。ログインすると予め登録しておいたメールに1回限りのパスワードが
送信される方法や、利用者に予め乱数表やトークンを呼ばれるパスワード生成器を配布しておいてそれでパス
ワードを生成して入力する等様々な方法があります。トークンにはICカードのようなものやパソコンやスマホに
インストールして使用するソフトウェアタイプ等、様々な形態があります
ログインや取引完了の通知サービス
インターネットバンキング等にログインやログアウトした際や送金等の取引を行った際に、予め登録しておいた
メールアドレスに通知がくるサービスです。通知メールで利用状況が分かるので、不正なアクセスがないか
チェックできます
ソフトウェアキーボード
ログインパスワード等を入力する際に、キーボードの入力情報を盗まれないように画面にキーボードを表示
して画面上でパスワード等を入力させるためのソフトウェアで、インターネットバンキング等のログイン画面上で
利用することができます
偽サイト検知ソフトウェア
偽サイトを検知するソフトウェアでパソコン等にインストールして利用します。インターネットバンキング等の
サイトにアクセスした際に、偽サイトを検知すると画面に警告表示等が出ます
生体認証
銀行によってはスマホ向けのサービス等を利用するためのアプリを提供しています。このアプリにログインす
る際に指紋等による認証機能を入れているものがあります。指紋を読み取らせて、あら指紋と照合することに
よって認証します
提供されるサービスの種類や利用方法等は銀行によって異なります。利用する際は、利用条件の有無等に
ついて銀行に確認しましょう。またこれらのサービスを使っていれば大丈夫というわけではありません。取引
状況を定期的に確認する・パソコンにウィルス対策ソフトを入れる・OS等をアップデートで最新の状態にして
おく等、日頃から対策を講じておきましょう (こんなところにとらぶるの芽抜粋)