好記録続出で大人気のナイキ製“厚底ランニングシューズ” を世界陸連が使用禁止か。


ピンク色が印象的な「ヴェイパーフライ」シリーズは、 ソール内の炭素繊維(カーボンファイバー)のプレートによる高い反発力が特徴。着用した選手たちが次々と自己記録を更新しています。

2020年の箱根駅伝では、約8割の選手がこの靴を使用し、7区間で区間新記録が出る史上最速のレースとなったことも話題になりました。


今月15日、イギリスのメディアが世界陸連が靴底に関する新しい規則により、「ヴェイパーフライ」の着用を禁止する見通しだと報じました。半年後に開催の東京オリンピックはどう対応するのでしょうか。

 

さて、この炭素繊維シューズ、江戸時代にはすでに問題になっていました。再現してみましょう。

 

越後屋 「お代官様、つまらないモノでございますが。」

 

代官 「越後屋、お主も悪(ワル)よのう。」

 

代官 「おおっ、この草履、上げ底よのう。(この中に小判がぎっしり詰まっているのか…ふっふっふっ)」

 

越後屋 「いいえ、上げ底ではなく厚底でございます。」

 

代官 「お主、やはりワルよのう。」

 

越後屋 「ワラ(藁)ではありません。 炭素繊維の中敷きでございます。」

 

越後屋 「箱根の山も、私どもの草履を履けば、お代官様御一行は佐川屋の飛脚より早く着きますよ。」

      「そして、大和屋の宅急便より安上がりでございます。」

 

代官 「さすが江戸一と謳われた草履屋。お主、美津濃屋や鬼塚屋よりもワルよのう。はははは。」

 

 

草履問屋の越後屋は、志茂田景樹によく似た大番頭はじめ、『漂流教室』『まことちゃん』の漫画家・楳図(うめず) かずお そっくりの番頭や、タレントで写真家の林家ぺーパー子瓜二つのピンク衣装の使用人たちを引き連れていましたとさ。

 

 

 

「炎のランナー」 ©FOX VIDEO  

PILF-1370パイオニアLDC

レーザーディスクコレクションから

 

1924年パリオリンピック陸上短距離で人種差別と国籍を乗り越え金メダルを目指す若者たち。

アイビーファッションの源流となる20年代イギリス・ファッションも見どころ。

1981年度アカデミー賞作品賞、

オリジナル脚本賞、音楽賞、衣装デザイン賞
制作:デイビッド・パットナム 

音楽:ヴァンゲリス