上映中の映画「ボヘミアン・ラプソディ」、リピーターが多いようですね。
きょうは、題名にもなっている「ボヘミアン」 の個人的な繋がりを探ってみます。
 
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映画「ボヘミアン・ラプソディ」のチラシ裏  
TOHO CINEMAS 
 
中学生のころ、根なし草のロマ(ジプシー)や、定住しない自由人をイメージする「ボヘミアン」 という言葉が、その響きも含め、気に入っていました。
引っ越しと転園、転校が続いていたわたしと重ね、自分がなんとなくボヘミアンだと思っていたのです。

意識下の「ボヘミアン」 に繋がる記憶の源流がいつからかと思い出してみたら、
1961(昭和36年)6才の時にテレビ「NHK みんなのうた」 で流れた、チェコスロバキア、現在のチェコ西部・ボヘミア地方に伝わる民謡「おお牧場はみどり」 がそれだと分かりました。

チェコスロバキア民謡(現チェコ・ボヘミア地方)
おお牧場はみどり」 東京少年合唱隊、訳詞:中田羽後、編曲:平井康三郎
1961年(昭和36年)放送 (参考:NHKアーカイブスNHK名作選みのがしなつかし)
 
♪おお牧場はみどり
 
草の海 風が吹くよ
 おお牧場はみどり
 よく茂ったものだ (ホイ)
 雪がとけて川となって
 山をくだり谷を走る
 野をよこぎり畑うるおし
 呼びかけるよ
 わたしに (ホイ)
 
おお牧場はみどり」テレビ放送「みんなのうた」 動画画面
 
ボヘミア地方に伝わる「おお牧場はみどり」 の原曲「ほら牧場、広い牧場」 の本来の歌詞は、
「牧場で泣いている若い娘を、城から領主が見ていた。 領主は家来に“鹿”狩りだと告げて狩りの道具を持たずに城を出た。
 狩るのは鹿でなく・・・ 」
風刺が効いたユーモラスな歌がもとになっているようです。

訳詞の中田羽後氏は、大正時代に渡米。アメリカの牧師となり、スロバキア移民が歌う労働歌にオリジナルの詞を付けたそうです。
 
※現在のスロバキアも、チェコ同様のメロディを持つ民謡があります。
 参考:Wikipedia、NHK元ディレクター志村建世氏談、NHKエンタープライズ川崎龍彦氏談
 
クイーンの名盤「ボヘミアンラプソディ/Bohemian Rhapsody」 をアナログレコードで聴いてみましょう。 デアゴスティーニ・ジャパン が書店で発売中の「隔週刊 クイーン・LPレコード・コレクション」 から創刊号の「オペラ座の夜」に針を下ろします。ボヘミアンラプソディは、レコード盤B面(裏側) の4曲目です。
 
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「QUEEN- A NIGHT AT THE OPERA/オペラ座の夜」
©2018 Queen Productions
 
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「QUEEN- A NIGHT AT THE OPERA/オペラ座の夜」 
ジャケット内側
©2018 Queen Productions
 
 
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DeAGOSTINI 版アナログレコード
 (180g重量盤ハーフスピード・カッティング)
 
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