平塚市と大磯町との境に横たわり、てっぺんに赤い電波塔が建つ丘、それを湘南平と呼ぶ。

 

広重の東海道五十三次、平塚宿の絵の中にもこの丘が描かれている。

 

 

 

私たちは高麗山(こまやま)とも呼ぶ。

 

私は話す相手により使い分けている。

 

傾向としては地元の人には高麗山を使い、外部の方には湘南平のほうが通りが良いようである。

 

地図には湘南平、高麗山どちらかが表示されている。

 

テレビやラジオの番組等では湘南平と紹介されるほうが多いようである。

 

 

 

ここは春の桜と夜景の名所である。

 

 

 

 

 

今回は湘南平に久しぶりに登ってみた。

 

 

 

これが下界からも良く目立つ電波塔。

 

この付近のランドマークでもある。

 

 

 

 

 

 

この電波塔は展望台にもなっており、360度の眺めを楽しむことができる。

 

これは平塚から伊勢原、厚木方面の眺め。

 

 

 

 

 

 

こっちは大磯側の眺め。

 

私は写真に見える海沿いの高校で3年間を過ごした。

 

 

 

 

 

 

この展望台にはいつの頃からか、南京錠がたくさんかけられるようになった。

 

記憶が定かではないが、私が高校生の頃には無かったようだが、、、

 

聞いた話によると、カップルでここを訪れてお互いの名前や想いを鍵に書いて金網にかけると、そのカップルは結ばれ想いも叶うそうだ。

 

 

 

 

 

 

定期的な保守点検でかけられた鍵は外されているようだが、すぐにまたたくさんかけられる。

 

下品な落書きに較べれば微笑ましい。

 

 

 

 

 

 

丘の頂上は広場になっており公園も整備されている。

 

向こうに見える建物はレストハウスで食事や飲み物が摂れる。

 

 

 

 

 

 

レストハウスにも展望台があり、これは茅ケ崎、江ノ島方面の眺め。

 

この日は湿度が高く、なんとなく靄がかかっていることが残念だった。

 

 

 

 

 

 

こっちは小田原方面の眺め。

 

中央左寄り、海沿いの建物は大磯プリンスホテル。

 

 

 

 

 

 

この日は猛暑で湿度が非常に高い日だった。

 

蚊に刺されるのが嫌で山道を使わずに、迂闊にも平塚側から車道を登ってしまった。

 

アスファルトに熱せられて吸い込む空気まで熱く、頂上に着く頃には全身汗だくになってしまった。

 

 

 

でも頂上には心地よい風が吹いており、気温や湿度は非常に高いはずなのだが、感じる温度は車道に較べれば10度くらい低く感じられた。

 

 

 

風が心地よかったことと、高校時代に友人たちとここで過ごした楽しい思い出にふけっていたら、1時間以上もノンビリしてしまった。

 

 

 

 

 

いつでも行ける場所は、なかなか行かない。

 

これが私の習性のようだが、次は紅葉や桜の季節にまた来よう!