神奈川県道62号 平塚秦野線

 

神奈川県平塚市唐ケ原の花水川橋交差点から秦野市平沢の堀川入口交差点に至る、17.2kmの主要地方道である。

 

花水川橋交差点から、秦野市の河原町交差点までは花水川、金目川(花水川の上流)に沿って走り、河原町交差点からは丘陵地帯を抜けて国道246号線に至る。

 

通過する自治体は、平塚市、中郡大磯町、秦野市である。

 

 

 

 

2020年5月5日、花水川橋交差点から堀川入口交差点に向かってこの県道を歩いた。

 

 

 

時刻は7:23、今回のスタート地点はここ、花水川橋交差点である。

写真手前から左に緩いカーブを描いて奥に続く広い道は国道134号線である。

余談だが、この先の花見川橋を渡り終えた所が、箱根駅伝平塚中継所である。

 

 

 

 

 

 

花水川橋交差点をスタートしてすぐに、道は大磯町に入る。

道の左手に見える土手の向こう側は花水川で、河原町交差点までは途中、金目川(かなめがわ)と名を変えるこの川に沿って道は続く。

 

 

 

 

 

 

ここは花水橋東交差点。

道はここを右折して、相模貨物駅前交差点までのわずかな区間は、国道1号線との重複区間となる。

信号を直進すると、県道609号線に入る。

正面に見える三角形の山は、大山である。

 

 

 

 

 

 

この風景、見覚えがありませんか?

東海道五十三次、平塚宿の絵は、ここから見た風景を描いたのではないかと思われる。

写真に見えるこんもりとした山は、高麗山で現代の呼び方は湘南平と言う。

 

 

 

 

 

ここは相模貨物駅前交差点、県道62号線はここを左折する。

写真ではわからないが、右手に広大な貨物駅がある。

 

 

 

 

 

 

先程大磯町に入ったと思ったら、またすぐに平塚市に入る。

市境が入組んでいるようだ。

この辺りは平塚市街の西の外れにあたる。

 

 

 

 

 

 

写真の橋は東雲橋。

県道62号線は昔の秦野街道と重なる区間が長いが、東雲橋交差点右から来る道が旧来の秦野街道である。

秦野街道はここから、追分交差点を経て平塚市街中心に向かう。

 

 

 

 

 

 

東雲橋交差点を過ぎると市街地を抜けて、田園風景が広がる。

聞いた話によると、平塚市は県内No.1の田んぼ面積を誇ると言う。

ここから見える田んぼや畑は伊勢原まで続いている。

 

 

 

 

 

 

田園地帯に入ると道幅は急激に狭まり、歩道も所々無くなってしまう。

 

 

 

 

 

 

ここは吾妻橋交差点。

左右に交差する道は以前歩いた県道63号線で、右が伊勢原、橋本方面、左は大磯方面となる。

 

 

 

 

 

 

吾妻橋交差点から道は金目(かなめ)の集落に入る。

 

 

 

 

 

 

金目集落にある珍しい名前のバス停。

「金目駅(かなめえき)」

私は子どもの頃から知っていたが、鉄道駅でもないのに何で駅なんだ?と思っていたものである。

小学校の先生の説明では、昔ここで鉄道の切符も販売していたとの事だった。

荷役の中継地点も駅と呼ぶようだが、ここは集落の中心部でもあり、昔秦野街道を往来する運搬の仕事に関わる人々の人馬の交代地点でもあったのではないだろうか?

以前は木造の駅舎?だったが今は現代的な屋根と被いに囲まれたバス停に変わっている。

 

 

 

 

 

 

今回はここまで。

続きは次回にて