日本の地震活動と各国の激動。 | 風の行方

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~ゆるゆると遊び亥♀~
海から生まれていつか空へ

昨日8/7の朝日新聞朝刊社会面に、↓ 写真入りの記事が載っていた。

 

 

私より一世代若い、元アナウンサー。この方が紅白歌合戦で女性初の総合司会をなさったのは、観ていた。

 

こういう方が、加害の歴史も知ろうと語り、新聞が報道するようになった。

 

同じ日の同じ新聞9面に、

{「自由だ」歓喜「独立の父像破壊」}などの6段見出しで写真も3枚あり、大きく報道されていた。

バングラディシュの反政府デモ。

 

もう30年近く前のこと。

私が仕事で知り合った中年のダッカ大学の教授。

日本の若者は西洋社会しか知らない、と、当時学生だった長男を、国に招待してくださった。

長男は3週間お世話になって帰国。

 

昼間は教授と一緒にダッカ大学で過ごしたそうだ。

講義の教室が暑いので、窓を開けようとしたら

「窓を開けるボーイがいる、仕事を奪ってはダメ」と言われたり、若い先生からは何人も

「豚肉はおいしいか」ときかれたそう。

イスラム社会。

 

トイレットペーパーは市場の上段に陳列してあったそう。とても一般には普及していない。

泥棒が横行していて、家は玄関だけでなく、各部屋ごとに大きなカギがかかっていたとはすさまじい。

 

蜘蛛など虫たちが、バカでかい!と話していた。

先生と街を歩くと、人々が寄ってきて「お金を、、、」と手を出すそうだ。先生は

「ジャパニーズは人間を食うんだぞう」と追っ払っていたそう。

 

息子は断片しか話さなかったが、当時最貧国とされていた国での見聞は刻まれているだろう。

列車に乗って、ミャンマーとの国境まで連れて行ってくださった。

4年になって、一般的な就職活動に動かなかった。リクルート活動はしなかった様子。

人の幸せとは?人が生きるのはなぜ?のようなことにこだわっていた。

ゼミの先生が気に懸けて下さり、秋になってとにかく働こうと、逡巡して、今は3人の子の親。外国が好きで、時々海外出張がある普通の会社員。

 

そのバングラディシュの学生たちが反乱した。政権をひっくり返した。独裁が長く続いた。

軍事政権をけん制して、グラミン銀行を設立してノーベル平和賞を受賞したユヌス氏を最高顧問とする暫定政権が発足するらしい。

 

最近も南アフリカが、30年続いた一党独裁が腐敗して、政権交代した。

 

アメリカの大統領選は、予備選挙の段階から日本はテレビでも映像で詳しく報道する。けれど、人口の大きな途上国のことは、テレビはまず取り上げない。

新聞は、中の方に少しだけの記事。

 

40年以上昔、アメリカに暮らしていた時、日本の首相が訪米したのに、報道は地元紙のせいか5面にやっと写真入りで紹介されていた。

NYタイムズは違うだろうけれど、東海岸で夕方戸別配達される新聞は州の一部地域紙のみだった。NYタイムズは車で買いに行かなければならなかった。

だから一般人は日本のことを知らない。

子どもの友だちの母親たちから、私は質問攻めにあって、言語不如意もありタジタジだった

 

子どもの歯科医から

「映画ショーグンを見た。あなたもお風呂でハズバンドの背中を洗っているのか」

と聞かれ、目を丸くしたことがあった。

私たちはアメリカの情報が新聞テレビとも入ってくるけれど。

 

全国知事会が最近あったが、その動画を見ると異世界のよう。

小池知事は地方のことなど知ったこっちゃないという発言で、果ては東京に都合悪いことは記録の削除まで求めてる。

 

数人の地方の知事が怒っていたけれど。

「三流政治の日本の首都は三流でしかない」と発言した知事もおられた。

原発も東京に電気を送っている、東京で牛肉が作られているか、地方を消費して首都が物も人も集めて栄えている。こんなことは続かない」。

小池さんは

各地方は特色を生かしたらよろしいのでは」という素っ気なさ。

日本が見えていない。視野の狭さ。

ホントだ。石丸伸二が言っていたことだ。

こんなこと、日本全体に関わるのだから、テレビも全国紙も報道しないと。