独りになりたい症候群 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです

思いつくままに書いており時系列順ではありません

あらかじめご了承ください

 

義母

「おとうさんとは同居できない」と

突然言い出した時

 

問題は夫婦間にあると

勝手に考えてしまいました

 

 

 

ただ

今になって思い返すと

義母は「独りになりたい」病

取りつかれていたのかも

しれません

 

 

もともと

社交的なタイプではなく

独りよがりなところも

目立っていたような気がします

 

言い出したら聞かない

頑固な性格でもありました

 

そうなったら

理屈は通りません

 

思い込んでしまったら

頑なに会話を拒否してしまう

 

どこか

そんなところが目につきました

 

 

皮肉なことに

「独りになりたい」症候群に

気づいたのは

デイサービスに通い始めた時

 

 

 

「私はあなた方とは違う」

 

初めから

孤立していたようです

 

 

 

結果的に

トラブルも絶えなかった

 

そんな状況だったようです

 

 

 

義母が好んだのは

自宅で寝転んでいること

 

うたた寝を

こよなく愛していました

 

 

安全対策として設置したカメラには

いつも寝転がっている義母が

映し出されていました

 

 

 

そして

老健に入所してからも

群れることを嫌っていた

 

 

 

洗濯物の交換などで

訪れた際

ちょうど演歌を皆で楽しんでいましたが

義母は我々の顔を見るなり

車椅子で近づいてきて

「部屋に戻りたい」と言います

 

 

 

車椅子を押して部屋に帰り

何か話があるのかと思ったら

布団を被って寝てしまう

 

そんな繰り返しでした

 

 

 

もともと他人と話すのが苦手

 

コミュニケーションを取ることに

ストレスを感じるタイプだったようです

 

 

「本人は独りになりたいと

言っているんだから

そうしておいてあげたら?」

 

微妙に

間違っていたのかもしれません