戸籍年齢と感性年齢 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

中高生向けの婦人服専門店に

中年のご婦人がご来店

 

これが

けっこうな人数だったとしても

 

婦人店の商品担当者は

「中年向けの商品も並べてみよう」

こうはなりません

 

業界では常識

 

 

 

何故なら

入店された中年のご婦人

中高生の感性をお持ちだから

 

 

一方最近では

高齢者向けの自主組織

可児市でも二つ

崩壊しつつあります

 

 

 

コロナの影響も

大きいのでしょうが

新たに入会する方が激減

 

 

 

定年延長により

地元デビューの機会を

逸した方も多いのでしょうが

 

そもそも

「まだ年寄りではない」

高齢者に分類されることを

好まないのでしょう

 

 

80代

あるいは90代でも

自宅を拠点に

社会活動に取り組む方もおられれば

 

60代施設入所される方も

少なくはありません

 

 

 

どうやら

介護を年齢で議論するのには

無理がありそうです

 

 

 

義父の例ですと

80代になっても

毎日日課である畑仕事

熱心でした

 

それを観ていた義母

「良い歳になっているのに

みっともない

 

義父の了解を得ずに

畑を所有者に返してしまった

 

 

 

すべては

ここから始まります

 

 

 

さらに義母は

「主人ですが

最近物忘れが激しいので

認知症の薬を下さい」

自分の主治医に依頼しました

 

医師も十分診察せずに

薬を処方した結果

投薬量が通常の2倍となり

副作用で義父は暴言を吐いた

 

そして

精神病院に医療保護入院

 

絵に描いたような悲劇です

 

 

 

医師が薬を処方したのは

おそらく年齢を考慮したからでしょう

 

 

実年齢よりも

大切なのは感性年齢です

 

何かに打ち込んでいる人は

歳を取らないように思われる

 

 

 

子が心がけなければならないのは

親御さんに対して

もっと好奇心を持つこと

 

要介護認定以前に

大切なことではないでしょうか