JJです。
先日、DVD「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」を、家族で観た時の話です。
映画が始まっても、しばらくは、主人公パイの生い立ちなどの紹介で、なかなか、漂流しなかったんですが
その生い立ち紹介の中で、主人公パイが、いろんな宗教・・・イスラム教、ヒンズー教、キリスト教・・・に興味をもつエピソードがあったんですね。
それを観ていた次女(中1)が、「そういえば、学校で、イスラム教の神様は、マホメットだって、言ってたよ。」
私「・・・?それは、違うと思うよ。
イスラム教は、一神教といって、この世で、神様は、たったひとつ!って信じる宗教で、その神様の名前は、”アッラー”だよ。
マホメッドは、”預言者”といって、普通は聞こえない神様(アッラー)の言葉を聞いて、民衆にそれを伝えた人なんだよ。
神様の言葉を聞いて、預かったという意味で、”預言者”って、漢字で書くんだよ。」
次女「え?でも、学校の先生が、そう(イスラム教の神様はマホメット)、言ってたんだけどなぁ・・・。」
私「先生、本当に、そう言ったの? もし、それが本当なら、それは、先生が間違ってるなぁ・・・。」
次女「先生が、間違えるかなぁ・・・。」
私「学校の先生でも、間違えることは、あるさ。人間なんだし、時代によって、新しいことが判って、昔、信じていたことが、本当じゃなかった。ってことは、普通におこることなんだから。
たとえ、先生のおっしゃったことでも、もしかしたら?!って、疑うくらいでなきゃ、ダメなんじゃない?
明日、先生に、パパが、違うって言ってたけど、どうなんですか?って、聞いてみたら?
次女「(私の話は、右から左で、なにやら、ずっと、考えてるようで・・・)、あっ!そうだ!先生は、マホメットのことを、イスラム教を広めた人って、言ったんだった!神様とは、言ってなかった。」
私「あぁ!それじゃ、先生のおっしゃったことは、正しいね。マホメットは、神様の言葉を聞いて、預かって、民衆にそれを伝えることで、結果、イスラム教を、広めたんだからね。」
次女「うん!よかった。あ~、スッキリした!」
本当のところ、次女は、明日、先生に、お父さんが先生の言ったことが違うと言ってますが・・・、と言わなくて、すんで、スッキリしたのかもしれませんが
ま、こんな話ができるような年令まで、育ってくれたということに、感動です。
ありがとうね!
mOm